信州大学人文学部は，この度，グレートブリテン及び北アイルランド連合王国（英国）のバース・スパ大学との部局間学術交流協定を再締結しました。
　同大学との学術交流協定は，平成27（2015）年４月30日に初めて結ばれ，以降，様々な学術交流事業が行われてきました。この協定の有効期限を見据え，人文学部では，昨年度から必要な手続きを進めていたところですが，今般の新型コロナウイルス感染症の流行に伴う不測の事態（コロナ禍）等の影響を受け，今年度に入り，この協定の失効を余儀なくされました。しかしながら，この度，同大学との合意が得られ，この協定の再締結に至ったものです。
　締結書への調印は，コロナ禍による両国間の渡航・入国制限を踏まえ，まず人文学部長が，PDFファイルによる締結書にサインを行い，そのファイルを同大学へ送信し，同大学の代表者がサインを済ませたPDFファイルを部局間で共有する方法により，令和２（2020）年６月30日に行われました。
　なお，この部局間学術交流協定は，令和２（2020）年９月１日に発効しました。
　今後は，人文学部から同大学への学生派遣や，同大学からの人文学部への学生受入れ，同大学との共同ゼミナールの開講等，具体的な学術交流事業の実施について協議していく予定です。
　バース・スパ大学は，信州大学では英国における唯一の協定校です。人文学部が信州におけるイギリス文化の情報発信地となれるよう，同校との交流を更に深めて参ります。