人文学部からのお知らせ
第62回 夕べのセミナー終了

さる 3月12日(日曜日) 午後5時から 松本市公民館 Mウィングにおいて催されました
信州大学人文学部 公開講座 第62回夕べのセミナー は、文化情報論フォーラムの一環として
三十余名の聴衆が集まり、盛会のうちに終了しました。
ご来場下さった方々には御礼申し上げます。
講師として水原俊博准教授は、御自身の御専門を
「消費情報学」と定義されて、講義の始まりとし、
第二次大戦後の日本において、
消費文化がどのように推移してきたかを概説。
その後、タイトルに挙げられた、「買い物好きは 選挙に行くか?」 という問題への解答を、
統計的資料とその解釈に基づいて提示しました。
消費者のタイプを「顕示的消費者」「個性的消費者」「品質的消費者」の3つに分類し
従来の「消費者」タイプと見られてきた「顕示的消費者」は、政治的行為には消極的であるのに対し
近年の新しい消費者タイプである「個性的消費者」と「品質的消費者」は
自らの社会へのこだわりから選挙に行く傾向が認められる、という内容でした。
講演の後の質疑応答も活発な、充実した講演でした。
信州大学での、今後の水原先生の活躍も大いに期待されます。

