「ウクライナ・ロシア戦争をめぐる台湾ネット上の輿論の推移と「認知戦」」

講演者：李侑儒（国家海洋研究院/台湾）

収録日時：2022年4月20日（水）　

2月24日に始まったロシアによるウクライナ侵攻は、東アジアにも大きな影響を及ぼしています。とくに、侵攻開始当初から日本・米国では、台湾の安全保障上の危機を懸念する声が聞かれました。今回は、台湾の若い歴史学者である李侑儒先生に、今次のウクライナ・ロシア戦争に関連して、台湾でどのような事柄が議論の対象となったのかをお話しいただきました。

現在、人文学部には、スラブ語系の言語を専門的に扱っているメンバーがいません。そのため我々は直接、現地の状況についての分析を聞くことは出来ませんし、もしかしたら、それはメディアやウェブ上の情報で間に合うのかもしれません。専門家は多くの情報を開示し、説明してくれています。一方で、我々は情報の波の中で、ああでもないこうでもないと考えをめぐらしているわけですが、結局、我々にとってユーラシアの向こう側で行われている戦争とはなんなのでしょうか。われわれの頭の中身をすこし整理する機会となれば幸いです。

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