2007年度以前

Q2. 社会学研究室ではどのようなことを学べますか

社会学研究室の授業は、大きく3つの柱からなります。

まず、社会現象を分析するためには、理論と方法が必要となります。
(1) 理論
社会学の代表的な理論を学びます。社会現象を捉えるための視座を獲得することを目指します。

対応科目 社会学概論、社会システム論、社会学史など

(2) 方法論
社会現象を分析するための、社会学的な方法を学びます。社会学の方法は、数理演繹法、統計帰納法、意味解釈法の3つがあります。
数理演繹法…普遍的に成り立つ理論法則によって現実世界を認識する方法
統計帰納法…実験や大量データから一般化された経験法則によって現実を捉える方法
意味解釈法…個別で1回限りの事象から物事の本質を解明する方法
(今田高俊編『社会学研究法』より)
このうち、統計帰納法については、「社会調査法」「社会システム論」「社会調査実習」で学びます。意味解釈法については「社会調査実習」で学びます。数 理演繹法については、特に授業では取り上げませんが、渡辺教官の専門ですので、興味がある学生は直接指導を受けることができます。

対応科目 社会調査法、社会システム論、社会調査実習など

(3) 社会現象の分析
社会学理論と方法論を駆使し、現実の社会現象を分析していきます。村山教官は地域社会学を専門としているので地域問題、渡辺教官は社会運動、階層研究を専門としているので社会運動や社会的不平等といった社会現象を分析していきます。

対応科目 行動科学演習Ⅲ、地域社会論、社会調査実習など

上記からもわかるように、社会学研究室に来たからといって社会学のすべてを扱っているわけではありませんのでご注意ください。

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