20190513中国語サロン 名前とピンイン

2019年度中国語サロンが4月15日(月)から始まりました。
5月13日この日の中国語サロンは11名参加、日本人は私伊藤含め4名、7名はネイティブ非常勤のL先生に学部留学生や協定校からの交換留学生、また幼少期から日本で育っている外国人学生といったバラエティに富んだ顔ぶれでした。
今回初めて顔を合わせる人もいたので、中国語を習いたての日本人にも分かりやすいよう名前にピンインをふって自己紹介するのですが、留学生G君が「ピンインに自信ないけど」と書いた中で“佳 jià”の表記がありました。あれ、“佳”は一声 jiāだよねと手持ちの新華字典でも確認すると、G君曰く「四川方言では“佳 jià”という声調になるんです」とのこと。ピンインは普通话=中国語共通語の読みを表記するためのもので、普通话では“佳”はjiā第1声の読みしか存在しません。しかしG君の故郷である四川では第4声になり、何しろ名前というものは家族親戚友人といった地元の人々によって日常呼ばれるものですから、いくら普通话で“佳 jiā”であっても、名前で認識するのはやはり地元言葉の声調だということなのでしょう。中国語学習に不可欠なピンインは、実は中国語ネイティブにとってはあまりよく分からないとか苦手だという人が少なくなかったりするのですが、方言の差異もその一因を成しているのでしょう。
◎中国語サロンは毎週月曜昼休み(12:10~13:00)、信大人文ホールの西側隅っこで開催しています。些細な質問でも中国語の宿題でも、中国語ネイティブの方に尋ねてみたいことがあればお気軽にどうぞ。