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国連食糧農業機関(FAO)レポートに、信州大学が取り組む鶏肉の3次元立体培養技術が取り上げられました

研究

国連食糧農業機関(FAO)は、同機関ホームページ上で、細胞培養食品と精密発酵における食品安全性に関するレポートを公表しました(2026年1月14日付)。
本レポートは、FAOおよびカナダ連邦政府農業・農産食料省(AAFC)が共催した「細胞培養食品と精密発酵に関する国際会議」(2024年10月10日 於 カナダ・トロント市内)における討議内容をもとに、同国際会議終了後も関係者と綿密に討議・情報共有してFAOが編纂・公開したものです。

近年、細胞培養や精密発酵による革新的食品生産システムの、人類の食料安全保障や持続的発展への貢献が注目されています。畜産においては従来、家畜飼育を基盤としており、環境汚染、伝染病伝播、動物福祉、経費や人件費確保等の面で多くの問題が指摘されています。このため、家畜飼育を基盤とした畜産を革新し、幹細胞培養を活用した培養肉の生産や将来的な培養肉の流通・消費に注目が集まっています。しかし現状では、3次元立体構造をもつ培養肉の生産は極めて困難とされています。

このような背景の中で、信州大学学術研究院(農学系)鏡味裕教授の研究グループでは、ニワトリ受精卵中で発生中の胚を卵殻内から取り出し代替卵殻中で胚発生を継続し、3次元立体培養鶏肉を形成する技術を研究してきました。
この技術は今後の培養肉生産の発展に極めて重要な研究成果の一つとされ、今回発刊されたFAOレポート内で詳細が提示されるに至りました(同レポート内24頁~25頁参照)。

詳細については、以下からご確認ください。

*FAOホームページ・細胞培養食品と精密発酵における食品安全性に関するレポート広報記事:
https://www.fao.org/food-safety/news/detail/from-precision-fermentation-to-cell-based-fat--laying-the-groundwork-for-food-safety-assurance/en

*FAOが編纂・公開した細胞培養食品と精密発酵における食品安全性に関するレポート全文(PDF版ダウンロード可):
https://openknowledge.fao.org/items/925a517d-2ba3-4b11-ad3a-e7fcbde27926

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