【教員公募】信州大学農学部農学生命科学科食料生産システム科学コースおよび信州大学大学院総合理工学研究科農学専攻生物資源科学分野 准教授又は助教 公募について
1.公募の趣旨・背景
農学部および大学院総合理工学研究科農学専攻では、今後の世界の人口増加や地球環境変化、さらには国際情勢の変化に伴い、農業分野へのニーズが一層高まると予測されることから、農に関する総合的な知識を備えた高度専門職業人としての"農学系グローバル人材"や、農を基盤とした地域貢献に資する能力を持つ人材の養成のため、教員スタッフの充実を図っています。
また、近年、農業生産技術や農学研究の分野においても、圃場計測による形質・環境データや次世代シーケンサーを用いたゲノムデータ等のビッグデータを解析する研究が進展しており、本年度より入学後選択プログラムとして「農DX・データサイエンス教育プログラム」を開講したところです。この度、このような観点から、農学部農学生命科学食料生産システム科学コースおよび大学院総合理工学研究科農学専攻生物資源科学分野の准教授又は助教の候補者を募集します。
2.職名・人員
准教授、助教のいずれか1名(助教はテニュア・トラック)
3.所属学系
信州大学学術研究院農学系(主担当:農学部)
4.公募する分野
フィールドデータサイエンス(主に園芸作物(果樹を除く)の生産・開発のためのデータサイエンスに関わる分野)
5.職務
1) 研究については、下記課題を中心に特色ある研究を展開していただきます。
・主に園芸作物(果樹を除く)のデータサイエンスを利用した生産や開発
2) 教育については、下記を担当していただきます。
・学部(農学生命科学科食料生産システム科学コース)
主要担当予定科目(分担担当を含む):農学データサイエンス入門(新設)、農学データサイエンス演習(新設)、蔬菜・花卉園芸学、生物統計学、食料生産システム科学概論、専攻研究Ⅰ~Ⅲ及び実験科目等
・大学院修士課程(農学専攻生物資源科学分野)
主要担当予定科目(分担担当を含む):植物資源生産学特論Ⅰ・Ⅱ、食と緑の科学持論、植物資源生産学特別演習Ⅰ・Ⅱ及び植物資源生産学特別実験実習等(分担担当を含む)
3) 学部および大学院の管理運営業務に従事していただきます。
6.応募資格
以下の1)~5)をすべて満たす方。
1) 博士の学位を有する、または採用年月日までに取得見込みであること。
2) 主に園芸作物(果樹を除く)の圃場栽培に関する研究経験をもち、トランスクリプトーム解析、QTL解析、GWAS、ゲノミック・フェノミックプレディクションといった、データサイエンスを駆使した作物生産・開発に関する知識と経験があること。
3) 本学における当該専門分野の教育および研究と人材育成に熱意を持って取り組み、本学の当該専門分野の充実・発展に貢献できること。
4) 当該専門分野を通じた地域貢献に意欲的であること。
5) 外部資金獲得、社会活動、国際的活動等に意欲的であること。
7.採用予定日
令和7年11月1日
8.任期
①准教授:任期の定めなし
定年:65歳
退職日:定年に達した日以後における最初の3月31日
②助教(テニュア・トラック)テニュア・トラックの期間 5年間
テニュア・トラック採用後5年目前半に最終のテニュア審査が行われ、合格者は6年目から任期の定めのない教員として採用されます。テニュア審査は研究・教育・学部および大学院の管理運営業務の実績に基づいて行います。
9.待遇
給与:本学規定に基づく年俸制(国立大学法人信州大学年俸制適用職員給与細則第4条および第5条適用)
①准教授:常勤、裁量労働制
②助教(テニュア・トラック):常勤(テニュア・トラック)、裁量労働制
社会保険等:文部科学省共済組合、雇用保険加入
勤務地:信州大学伊那キャンパス(長野県上伊那郡南箕輪村8304)
その他:国立大学法人信州大学の規定に基づく。
10.提出書類
応募書類様式を下記からダウンロードし、応募締切日までに提出してください。
1) 教員応募送付状(希望する職位にチェックをしてください)(別紙様式)1通
(別紙様式)教員応募送付状(農学部).docx
2) 履 歴 書 (別紙様式1) 1通
(別紙様式1)履歴書_Excelファイル.xlsx
3) 業績調書 (別紙様式2) 1通
(別紙様式2)業績調書_Wordファイル.docx
書式に従い下記の内容を記載してください。
①研究の業績(著書、学術論文、総説・解説、特許等)
②これまでに獲得した研究資金
③これまでの研究成果の概要(2,000字程度)
④着任後の研究計画(2,000字程度)
⑤教育上の業績
⑥着任後の教育に対する抱負(1,000字程度)
⑦大学・学部運営等に関する実績および着任後の抱負
4) 業績一覧 (別紙様式3) 1通
(別紙様式3)業績一覧_Excelファイル.xlsx
5) 推 薦 書 (別紙様式4) 2通(推薦者2名から各1通)
(別紙様式4)推薦書_Wordファイル.docx
6) 主な原著論文や総説等の合計10報以内の別刷またはコピー各1部 注1)
注1)最終選考の段階ではすべての業績の別刷またはコピーの提出を求めます。
11.応募締切
令和7年6月20日(金)必着
12.選考方法
書類選考(第1次選考)の合格者に対してプレゼンテーションおよび面接による選考(第2次選考)を実施します。なお、第2次選考の際の旅費・滞在費は応募者の自己負担といたします。
※信州大学は男女共同参画を推進しており、業績等(研究業績、教育業績、社会的貢献ほか)および人物の評価において同等と認められた場合には女性を採用します。ただし、これは性別のみで優先的に採用することを認めるものではありません。
13.書類提出先
〒399-4598 長野県上伊那郡南箕輪村 8304
信州大学農学部総務グループ 宛
電話:0265-77-1303
E-mail:nshomu★shinshu-u.ac.jp(★を@に置き換えてください。)
※封筒に「信州大学農学部 食料生産システム科学コース教員公募書類在中」と朱書の上、簡易書留で郵送してください。
※提出書類は返却いたしませんが、応募書類掲載の個人情報は採用選考以外の目的で使用することはありません。
14.問合せ先
信州大学学術研究院農学系 松島 憲一
電話: 0265-77-1639
E-mail: matuken★shinshu-u.ac.jp(★を@に置き換えてください。)
15.信州大学に関するホームページ
信州大学農学部
https://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/agriculture/
信州大学農学部農学生命科学科 食料生産システム科学コース
https://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/agriculture/department/systems.php
信州大学大学院総合理工学研究科 農学専攻 生物資源科学分野
https://www.shinshu-u.ac.jp/graduate/scienceandtechnology/agriculture/biotic/
16.その他
・信州大学では、研究者がその能力を最大限発揮できるよう、研究補助者制度やメンター制度の導入による研究環境の整備を行っています。特に、女性研究者支援として、新規採用の女性教員(常勤)に研究費を支援する「スタートアップ研究費支援」や、育児・介護休業等から研究活動に復帰した際に研究費を支援する「リスタートアップ研究費支援」を実施しています。また、教職員のワーク・ライフ・バランスの推進として、ベビーシッター派遣事業割引券の配付、大学入学共通テスト等における一時保育など男女共同参画へ積極的な取り組みを行っています。
・信州大学では、極めて優秀な若手研究者に「Rising Star教員」の称号を授与し、手当の支給、早期昇進機会を付与するなどの優遇措置を行うことで、最先端の研究を牽引するトップレベル研究者を養成する制度を設けております。
・履歴書には賞罰・処分歴等欄を設け、前科及び懲戒処分歴を記載してください。該当事項がありながらそれらを記載しない場合は経歴詐称とみなす場合があり、採用取消や懲戒解雇等に繋がる可能性があります。