大学院総合理工学研究科 農学専攻1年の田中瑞豊さんが第83回日本栄養・食糧学会中部支部大会において学生優秀発表賞を受賞
令和6年11月23日に静岡県立大学で開催された第83回日本栄養・食糧学会中部支部大会において、食品化学研究室の田中瑞豊さん(修士1年)が「学生優秀発表賞」を受賞しました。
高齢化社会に伴い、認知機能をサポートする食品が注目されています。本研究では、納豆摂取後に血中に移行するジペプチド「Gln-Gln(QQ)」が脳の血液脳関門を通過すること、加えて単体のアミノ酸「Gln」では効果が見られなかったことから、QQがペプチドの形で脳に作用することが示唆されました。納豆に含まれるQQが認知機能の改善に役立つ可能性を示した点が評価されました。
受賞演題は以下の通りです。
「納豆由来ジペプチドGln-Gln(QQ) は血液脳関門を透過して認知機能改善作用を発揮する」
田中瑞豊 1、鄭屹峰 2、後閑俊哉 3、西川宗伸 3、片山茂 1,2
1信州大学大学院総合理工学研究科農学専攻、2信州大学先鋭領域融合研究群バイオメディカル研究所、3タカノフーズ株式会社