第9回山岳科学学術集会で大学院総合理工学研究科農学専攻1年の鷺谷岳大さんが最優秀賞,同専攻1年の藍原有紀乃さんが優秀賞を受賞しました
2023年12月16日に筑波大学筑波キャンパスで開催された第9回山岳科学学術集会において,緑地生態学研究室の鷺谷岳大さん(修士1年)が「最優秀賞」,同研究室の藍原有紀乃さん(修士1年)が「優秀賞」をダブル受賞しました。
鷺谷さんの最優秀賞については,聞き取り調査で得た豊富なデータを基にした近年社会問題として大きくクローズアップされている研究課題に取り組んだこと,またポスター発表でのわかりやすいプレゼンテーションのつくり方などが特に評価されました。また,長野県における野生動物と交通の軋轢について,緻密な調査でロードキルおよびレールキルの記録の現状を明らかにし,課題を抽出したことが評価されました。
藍原さんの受賞については,近年上高地においてニホンジカの分布が確認されており,本研究では徳沢地区で6月に当歳仔が撮影されたためすでに出産場所として利用されていることが示唆され,食痕調査により夏季から秋 季にかけてニホンジカが採食場所として利用していることが明らかとなったことが評価されました。
受賞演題は各々以下のとおりです。
「長野県における野生動物と交通の軋轢」
鷺谷岳大1, 瀧井暁子2, 泉山茂之2, 大窪久美子3
(1信州大学大学院総合理工学研究科、2信州大学山岳科学研究所、3信州大学農学部)
「上高地徳沢地区におけるニホンジカの利用実態」
藍原有紀乃1, , 瀧井暁子2, 泉山茂之2, 大窪久美子3
(1信州大学大学院総合理工学研究科、2信州大学山岳科学研究所、3信州大学農学部)