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総合理工学系研究科農学専攻2年の熊埜御堂由依さんと同専攻1年の小原涼太郎さんが第30回日本育種学会中部地区談話会において優秀発表賞をW受賞しました

研究

2023年12月17日に名古屋大学野依記念学術交流館で開催された第30回日本育種学会中部支部談話会において,植物遺伝育種学研究室の熊埜御堂由依さん(修士2年)と小原涼太郎さん(修士1年)の2名がそれぞれ優秀発表賞を受賞しました。

熊埜御堂由依さんの研究は,様々な果実型を有するトウガラシの果実形状について遺伝解析やゲノミック予測を行うために,楕円フーリエ解析により数値化する手法を検討したもので,今後の果実形状に関する遺伝解析や育種の進展につながると評価されました。
小原涼太郎さんの研究は,松本市奈川の在来カブ品種で,信州の伝統野菜にも認定されている'保平蕪'の保全に必要な知見を得ることを目的として,①同品種の自家採種状況調査,②自家採種系統の形態調査,③Sハプロタイプを用いた品種集団内の遺伝的多様性評価を行ったもので,中山間地域の在来カブ品種の遺伝的な実態を明らかにしたことを評価されました。

受賞演題は以下のとおりです。
「トウガラシ(Capsicum annuum)における楕円フーリエ解析を用いた果実形状の定量方法の検討」
〇熊埜御堂由依1・根本和洋2・松島憲一2・近藤文哉3,4
(1.信州大学大学院総合理工学研究科, 2. 信州大学学術研究院農学系, 3. 信州大学大学院総合医理工学研究科, 4. 日本学術振興会特別研究員))

「長野県在来カブ品種'保平蕪'における遺伝的多様性の評価」
〇小原涼太郎1・松島憲一2・根本和洋2
(1. 信州大学大学院総合理工学研究科, 2. 信州大学学術研究院農学系 )

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