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2023年度海外農学実習 ドイツ森林・林業研修を行いました

国際交流

ロッテンブルク林業大学演習林での講義
ロッテンブルク林業大学演習林での講義
Bad Wildbad Canopy Walkにてサマースクール参加者集合写真
Bad Wildbad Canopy Walkにてサマースクール参加者集合写真

2023年9月16日から23日までの8日間、ドイツ連邦共和国のフランクフルト、ロッテンブルク、フライブルクの3都市近郊において農学部海外農学実習「ドイツ森林・林業研修」を実施しました。このうち16日と17日の2日間は信大独自の、18日から23日の6日間は国内他大学共同のプログラムです。信州大学は同プログラムに2014年から参加してきましたが、2020年から2022年にかけてコロナ禍のため参加できず、今年度は4年ぶりに2年生1名、3年生5名の計6名が参加しました。

ドイツは林業先進国であると同時に環境先進国です。今年度は主に森林生態系管理と森林教育の現場から持続可能性を学びました。
森林生態系管理については、ロッテンブルク林業大学構内演習林におけるナラ大径木生産の管理とフライブルク市のダグラスファー導入試験地の管理について学びました。また、ショープフロッホ市の自然保護区と果樹園では優良な景観維持を考慮した生態系サービスへの支払い事例の説明を受けました。いずれも長期間の計画性とモニタリングの体制を兼ね備えており、柔軟な対応策の成果が紹介されました。
森林教育については、フライブルク市の「Waldhaus(森の家)」の教育プログラムを学びました。森林での活動で森林生態系の仕組みを、木工室での制作過程で木材の性質を、それぞれ学ぶことができます。このプログラムの浸透は持続可能な森林生態系管理に対する理解を促し、その実現に寄与すると考えられます。

いずれの訪問地においても、参加学生たちは講師やガイドに積極的に質問し、多くを学びました。社会的な課題にも触れることができ、国内では得難いよい経験を積むことができました。

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