Facebook

濵野光市特任教授が日本畜産学会功労賞(西川賞)を受賞

研究

濵野光市特任教授が、2023年9月19日に開催された日本畜産学会131回大会において、2023年度日本畜産学会功労賞(西川賞)を受賞しました。
本賞は公益社団法人日本畜産学会が財団法人西川畜産奨学財団からの寄附を受け入れて設けたもので、畜産の発展および後進者の指導育成に関して顕著な業績をあげた個人または団体に授与されるものです。

受賞題目は下記のとおりです。
「家畜精子の生理機能および利用に関する研究の推進と後進の育成」

濵野特任教授は、一般社団法人家畜改良事業団勤務を経て、1998年から2020年まで信州大学農学部において家畜繁殖技術学分野における教育研究を担当しました。その研究内容は家畜精子の生理機能解明とその利用に関するものが中心となっています。特に、X,Y精子の分別法を利用した雌雄の産み分け技術の開発は、効率的な牛の改良・増産により畜産業に大きく貢献しました。これらの研究業績を評価され、平成18年度日本繁殖生物学会技術賞「精子分別によるウシの雌雄産み分け技術に関する研究」、平成23年度畜産大賞研究開発部門優秀賞「雌雄産み分け用ウシ精子選別技術の実用化」、平成29年度全国大学農場教育賞「地域に密着した実践的畜産実習プログラムの開発と教育関係共同利用拠点事業による展開」を受賞しました。日本畜産学会評議員、理事、畜産学会賞・奨励研究候補者選考委員、将来検討委員を務めるとともに、信州大学農学部で開催された日本畜産学会第123回大会では、大会長を務めるなど、日本畜産学会の活動に大いに寄与しました。また、北信越畜産学会の評議員、同66回大会長、日本繁殖生物学会評議員、日本哺乳動物卵子学会幹事、日本哺乳動物卵子学会第49回大会事務局長を務めるなど、わが国の畜産関連学会の発展にも貢献しました。長野県の家畜人工授精師養成講習会講師、山羊およびめん羊人工授精師養成講習会講師、農林水産事業・食品産業技術研究推進評価委員、畜産振興事業推進検討会推進委員などの委員を務めました。
信州大学農学部において、博士、修士および学士を育成して世に送り出し、関係機関、企業等で活躍しています。


« 前の記事へ

お知らせ一覧にもどる

次の記事へ »

a