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ベトナム北部において植物遺伝資源の探索収集・調査を行いました

国際交流研究

トウガラシ在来品種を遺伝資源として収集
トウガラシ在来品種を遺伝資源として収集
イエンバイ省アン・ルオン村での調査
イエンバイ省アン・ルオン村での調査
トウガラシ在来品種の調査
トウガラシ在来品種の調査
イエンバイ省スオイ・ギアン村での調査
イエンバイ省スオイ・ギアン村での調査
ラオカイ省イティの市場で販売されていたトウガラシ
ラオカイ省イティの市場で販売されていたトウガラシ

令和4年11月22日から12月4日までベトナム北部ラオカイ省およびイエンバイ省において,植物遺伝資源の探索収集・調査を実施しました。
農学部 植物遺伝育種学研究室は,農林水産省委託プロジェクト研究「植物遺伝資源の収集・保存・提供の促進」(PGRAsia)に参加しており,アジアにおける植物遺伝資源の探索,収集,評価を実施しています。今回,このプロジェクトの一環として,松島憲一教授,近藤文哉さん(大学院博士課程,総合医理工学研究科専攻総合理工学専攻2年),梅田小雪さん,熊埜御堂由衣さん,増田栞さん(大学院修士課程,総合理工学研究科農学専攻1年)が植物遺伝資源の探索収集・調査を実施しました。
この遺伝資源探索はベトナム植物資源センター(PRC)との共同で実施され,日本からは宮崎県総合農業試験場からも研究者が参加しました。
また,PRCでは植物遺資源および育種に関する国際セミナーも開催され,日本からの参加者全員による研究成果発表(英語)が行われました。

今回の探索により,トウガラシ属植物58系統,ナス属植物13系統など95系統の植物遺伝資源を収集しました。来年度以降,これらの植物遺伝資源は日本とベトナムにおいて,栽培試験により形質評価,種子増殖された後,両国のジーンバンクに種子が遺伝資源として保存されます。これら遺伝資源種子は品種改良や様々な研究に活かされることになります。

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