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大学院総合医理工学研究科(総合理工学専攻:D2)の遠藤勝紀さんが日本食品免疫学会 第18回学術大会においてポスター賞を受賞

研究

2022年11月8日に、タワーホール船堀(東京都江戸川区)で開催された日本食品免疫学会 第18回学術大会において、食品免疫機能学研究室の遠藤勝紀さん(博士課程2年)が「ポスター賞」を受賞しました。

食品免疫機能学研究室では、ガレート型プロシアニジンと呼ばれるポリフェノールが、免疫細胞の一つであるT細胞の過剰な応答を抑制するメカニズムの解析を進めてきました。T細胞応答に重要なアミノ酸であるグルタミンに着目して検討したところ、ガレート型プロシアニジンはグルタミンの取り込みを抑制し、T細胞の過剰な応答を制御することを見出しました。また、ガレート型プロシアニジンは、T細胞表面に発現するASCT2と呼ばれるグルタミントランスポーターと結合することにより、グルタミンの取り込みを抑制することが示唆されました。本研究成果は、ポリフェノール化合物による免疫制御のメカニズムにおいて新たな知見を提供しました。

受賞演題は以下のとおりです。
「Procyanidin B2 3,3″-di-O-gallateのASCT2との結合を介したグルタミン取り込み阻害によるT細胞機能制御」
〇遠藤勝紀, 澤陶有子, 田中佑奈, 齋木建, 芳賀葉月, 田中沙智
(信州大学大学院 総合医理工学研究科 総合理工学専攻)

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