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大学院総合理工学研究科・農学専攻の角谷駿介さんが「酪農科学シンポジウム2022・若手優秀ポスター賞」を受賞

研究

令和4年9月9日、日本獣医生命科学大学(東京都・武蔵野市)で開催された「酪農科学シンポジウム2022 ポスター発表の部」において、大学院総合理工学研究科・農学専攻の角谷駿介さん(修士課程2年)が若手優秀ポスター賞を受賞しました。

代表的なプロバイオティクスである乳酸菌は、ヨーグルトやチーズといった発酵乳の製造に利用されてきました。近年、次世代プロバイオティクスという考え方が提唱され、発酵食品や添加物としての用途のほかに、バイオ医薬品としての乳酸菌の利用が期待されています。本研究では、がん治療における重要な標的として注目されているPD-L1を認識する低分子抗体を産生する組換え乳酸菌を構築しました。加えて、同低分子抗体に緑色蛍光タンパク質を融合することで、生体内における動態を追跡できるツールとして報告しました。今後、抗腫瘍効果を発揮する乳酸菌の開発が期待される成果です。

受賞演題は以下の通りです。
「GFP融合抗PD-L1低分子抗体を産生するLactococcus lactis組換え体の構築」
角谷駿介 1,生井楓 2,重盛駿 3,下里剛士 3
1 大学院総合理工学研究科・農学専攻,2 農学部,3 バイオメディカル研究所・生体分子イノベーション部門

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