農学部研究員の生井 楓さんが日本乳酸菌学会2022年度大会若手優秀発表賞-ロング講演部門-を受賞

令和4年7月9日、オンラインで開催された「日本乳酸菌学会2022年度大会」において、農学部研究員の生井 楓さんが若手優秀発表賞-ロング講演部門-を受賞しました。

超高齢社会を迎え、乳酸菌のもたらす多彩な健康機能が注目されています。本研究では、乳酸菌機能を強化することを目指し、リボソーム工学による微生物育種法に注目しました。ヒト由来の乳酸菌モデル株としてLacticaseibacillus rhamnosus GG (LGG)を用いて育種を試み、得られた変異株の菌体表層タンパク質について詳しく調査を行いました。結果として、一部の変異株およびその菌体表層タンパク質が、優れた免疫賦活作用を有することを見出しました。今後、乳酸菌のさらなる利用拡大に向けて期待される成果です。

受賞演題は以下の通りです。
「Lacticaseibacillus rhamnosus GGにおけるrpsL変異がもたらす菌体表層タンパク質の免疫賦活効果」
生井楓¹，下里剛士²
1信州大学農学部，2信州大学バイオメディカル研究所