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総合医理工学研究科(生命医工学専攻)の林聡子さんが日本畜産学会第129回大会で優秀発表賞を受賞

研究

 令和3年9月13~15日にオンラインで開催された日本畜産学会第129回大会において,動物生理学研究室の林聡子さん(総合医理工学研究科博士課程)が優秀発表賞を受賞しました。

 この賞は、30歳以下の正会員を対象に畜産学に関する優れた研究発表に対し贈られる賞です。

 肉牛や培養肉の生産技術を高める上で、骨格筋細胞の分化機構を明らかにすることは重要です。細胞が分化するためには、まず細胞周期から離脱することが初めのステップになりますが、この過程を制御する分子機構は不明な点が多く存在します。本研究では、分化誘導刺激に対して小胞体が応答し、小胞体ストレス応答機構に関与するXBP1uという分子が細胞周期を離脱させ分化へ導いていることを明らかにしました。この研究は、細胞小器官の1つである小胞体が外環境に応答して骨格筋分化に関与していることを明らかにしたものであり、細胞生物学的視点において新たな知見を提供しました。

 受賞演題は以下の通りです。
「骨格筋細胞分化において小胞体ストレス応答分子XBP1uが果たす役割の解明」
◯林聡子1、坂田章太郎3、徳武優佳子1、米倉真一1,2
(1信州大院総合医理工,2信州大バイオメディカル研,3信州大院総合医理工)

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