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大学院総合理工学研究科生命医工学専攻の小浜智大さんが日本畜産学会第128回大会で優秀発表賞を受賞

お知らせ研究

受賞した小浜智大さん
受賞した小浜智大さん

2021年3月28日に、オンラインで開催された日本畜産学会第128回大会において、生殖細胞工学研究室の小浜智大さん(修士課程2年)が優秀発表賞を受賞しました。

この賞は、畜産学に関する優れた研究発表に対し贈られる賞です。

遺伝的に優良な家畜の増産を目的として、卵巣に存在する数千から数万個の未発育な卵母細胞を有効活用する技術の開発が求められています。その技術の一つとして、各発育段階の卵母細胞を卵巣から卵胞として単離し、体外で発育させる単離培養技術の開発が研究されていますが、卵巣内卵胞の多数を占める初期一次卵胞の単離体外培養技術は未だ確立されていません。そこで本研究では、モデル動物であるマウスを用い、単離初期一次卵胞から発生可能な成熟卵を効率的に生産する体外培養システムを開発しました。今回の受賞は、本システムにより発育した卵子から産子を獲得した点が高く評価されました。

受賞演題は以下のとおりです。

「マウス単離初期一次卵胞の体外培養による産子の作出」

〇小浜智大1,富岡郁夫1,2,諸白家奈子1,2

(1信州大学大学院総合理工学研究科,2信州大学農学部)

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