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【交換留学】【アメリカ】自分も海外で生活していけるのか?

動物資源生命科学コース 眞榮城 克行さん
留学期間:2019年8月19日~2020年5月9日
留学先:アメリカ・オクラホマ州立大学

留学の動機、留学先を選んだ理由:

 留学の動機は、海外の大学院進学にも興味があり、実際に現地の大学で生活してみて日本とどう違うのか、自分も海外で生活していけるのかを知りたいと考えていたことから留学に興味を持つようになりました。また、チューター活動や、信州大学の留学生との交流を通して、友達の輪をもっと広げて色々な人と関わりたいなと思ったのもきっかけでした。その点で、アメリカは他のどの国よりも世界中から色々な移民だったり留学生の学生が多いため、自分にとって留学するには1番の国であると考えたのでアメリカの大学を選びました。留学先のオクラホマ州立大学を志望した理由は、2つあります。一つ目は、留学を考えた時からすでにオクラホマ州立大学の交換留学生を通してオクラホマ出身の友達が数名、そして、地元沖縄からオクラホマ州立大学に留学生がいたため、友達の輪を広げやすいと感じたためです。もう一つは、交換留学では農業系や環境学系の分野を学びたと私は考えており、オクラホマ州立大学はその分野で特に優れていたことが理由で、このことは、いくつかの協定校がアメリカにあるなか、この大学を選ぶ決定打になりました。

留学先大学について:

 私が参加した留学プログラムは、アメリカのオクラホマ州のあるオクラホマ州立大学での2学期間の交換留学プログラムでした。現地の大学では、所属が交換留学生となっており、比較的自由に授業を履修することができました。授業はもちろん現地の学生たちと一緒に英語での授業を受け、同じように評価をもらいます。
大学はオクラホマ州の主要空港からは車で1時間半ほど離れており、学生数は3万人にもなるのでとても大きな大学です。スポーツにも力を入れており、学内に屋内外のプール付きジムやテニスコート、数万人を収容できるフットボールスタジアムなどがあります。

学習面について:

 交換留学生は自分の専門分野や学部などの縛りがなかったので、必要単位などの条件を満たしていれば、自分の専門ではない科目なども履修でき、比較的自由に授業を選ぶことができました。授業によって単位数は異なるのですが、ほとんどの科目は3単位で、1学期間に履修する科目数は4~5科目です。私は、今回の留学中は自分の専門である畜産分野の他にも、環境学の分野の授業もメインに履修し、最初の秋学期は学期の中盤までは比較的温暖な気候だったため、春学期にフィールドワークの授業を2科目履修していました。どの授業も課題とテストの量が多く、2週間に1回ほどは何かのテスト勉強に追われている状態でした。フィールドワークの授業に関しては、大学がたくさん土地を所有しており、飼育されている動物数も多く施設も整っていたので、フィールドワークを多く経験したいと思っていた私にとっては、とても刺激的で楽しく学ぶことができました。また、環境学での授業においては、毎週大学の外に出てデータを採取してレポートを作成する科目がありました。毎週英語でレポートを作成するのはとても大変で、仲の良い友達にいつも添削をしてもらっていたのですが、そのおかげで一番苦手だったWriting分野の力を大きく伸ばすことができました。2学期目の春学期は講義の授業しか履修できなかったので、そこが少し残念に感じました。

海外での経験について:

 交換留学で、自分が興味のある分野を自分が今まで自分が勉強してきた英語を生かして学ぶことは、時として大変な時もありましたが、とても楽しいものでした。もちろん大学の授業からの収穫もたくさんありましたが、私が一番重要だなと感じたのは、交換留学を通じて得た友達と、その友達と一緒に経験した色々な出来事です。自分の母国語ではない英語しか通じない環境で、自分の地元の友達と同じくらい仲が良い親友を作ることができ、自分のユーモアやジョークを受け入れてもらえたことは、友達作るのがとても得意というわけではなかった自分にとって非常に嬉しく、とても自信がつきました。また、サークルや大学のジム内での筋トレを通じて新しく趣味を見つけて、コミュニティを広げることができたのも、留学したからこその発見だと私は考えています。

今後の進路への影響について:

 私は海外に住んでみたいと、大学入学当初からずとっと考えており、それが留学に興味を持つことになった一番の理由でした。そのために今回の留学中に将来就きたい仕事や、信州大学卒業後の進路なども決めたいと思っていたのですが、決めることができませんでした。しかし、留学先の大学には、色々な国から交換留学生だけではなく、正規の学生として留学している人たちが多く、幸いその人たちと関わって話を聞く機会が多くありました。その中で、大学院進学に際して、学費は高くても奨学金をもらえることが比較的多いことや、日本と違って転職が一般的であるアメリカでは、ある程度日本で職業経験を積んでからでも働くことは十分に可能であるなどを知りました。彼らとの交流を通して選択肢を増やすことができ、意図していたのとは違う形で、進路面の収穫を得ることができました。

後輩へのアドバイス:

 私が留学中に感じたことで、アドバイスできることがあれとすれば、情報をできる限り集めることだと思います。私は留学に行く前からオクラホマ州立大学に知り合いがおり、また過去にオクラホマに留学した先輩方からも情報を頂いたりして、とても助けられました。日本人は親切過ぎると留学中何度も感じたことがあり、いい方は悪いですが、現地の大学の職員は日本と比べてとても頼りないと私は思いました。なので、事前に情報収集し、現地の友達からでも、信州大学の職員の方々や先輩から話を聞くことで、留学中に事前に問題が起こるのを防いだり、トラブルが生じてもよりスムーズに解決することに繋がると思います。

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