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【短期交換留学】【タイ】未知の世界を経験できる

植物資源科学コース 島袋 稚子さん
留学期間:2019年8月24日~9月21日
留学先:タイ・スラナリ工科大学

留学先大学について:
スラナリ工科大学はタイの東北部に位置するナコーンラチャシーマー県にある。バンコクからおよそ車で4時間程度かかる。キャンパス内には研究棟と講義棟を合わせて11棟、学生寮、ホテル、病院、コンビニ、カフェ、スポーツジム、銀行、本屋などがあり大学内だけでも十分に生活できそうであった。農場も広大であり車で移動しながら見学をした。農場のほかに浄水施設、養殖場、乳製品加工施設などもあった。施設栽培の設備が充実しており、水耕栽培、高密植栽培、LEDを用いた施設園芸が行われていた。

学習面について:
スラナリ工科大学は3学期制をとっており、7月下旬から一学期がスタートする。今回は一学期の後半の授業に参加させてもらった。授業はバイオテクノロジー、水耕栽培、植物生理学(Plant Growth Regulator)の3つを受けた。タイ語で話した内容を先生が英語に訳すというスタイルの授業であった。プレゼンテーションでは生徒が英語でプレゼンに挑戦しており、一緒に発表する機会があった。また、一部の授業ではeALPSのようなe-learningシステムを使っており、そこで授業のスライドを予習、復習、宿題の提出などをした。バイオテクノロジーのクラスではアクティブラーニングに取り組んでおり、授業ではプレゼンテーション、ディスカッションなどが行われており生徒と先生の間だけではなく生徒間での意見交換も積極的に行われていた。研究室は植物病理学、水耕栽培、植物生理学、昆虫学の4つの研究室に行き圃場の見学、研究の手伝い、実験などをした。一度、タイ語クラスにも参加した。そこでは、タイの生徒だけではなく中国人留学生とも楽しみながらタイ語を学んだ。

生活について:
学校の留学生向けの寮の二人部屋に滞在していた。一か月の寮費は約12,000円だった。部屋には冷蔵庫、エアコン、机や棚が備え付けられていた。タイでは基本的に食事は外食であるので屋台やマーケット、近くのレストランに行った。学食は100円以内、レストランでも一食150円~300円ほどでかなり安くて驚いた。食事はスパイスや香辛料、香草が効いておりとてもおいしかった。
平日は授業や研究室で忙しかったが、放課後は生徒たちが集うスポーツエリアでバスケットやバレーボール、テニスなどをした。農学部以外の生徒とも交流をすることができた。また、スポーツは言葉が通じなくても一緒に楽しみを共有することができるのだと実感した。休日や空いた時間には学生や先生と遺跡、寺院行きタイの歴史や文化について知る良い機会となった。

留学で得たこと
留学で得たことは本当にたくさんあるが"自分から行動すること"ではないかと思う。他のプログラムとは違い先生やコーディネーターが付きっきりではないため、自然と自分たちで計画をたてて行動することが多かった。
ある実習でほとんどがタイ語で何もわからないときに思い切って近くの生徒に話しかけてみたがお互いの英語が分からない場面があった。しかし、その生徒は丁寧に図や絵を用いて説明をしてくれ理解することができた。この経験から学んだことは、あたり前かもしれないが、相手から話しかけるまで待つのではなく自分から話しかけることで新たな情報やコミュニケーションの機会が生まれるということだ。また、コミュニケーションの手段として英語しかないと思い込んでいたが様々なツールを活用することでコミュニケーションを円滑に行うことができることが分かった。

後輩へのアドバイス:
留学に興味がある人は勇気をもって挑戦してみてください。まとまった時間があるのは今だけです。また、留学をきっかけに進学や将来の方向性を考える良いきっかけとなると思います。
初めての留学で不安という方にはタイがおすすめです!タイ人はフレンドリーで親切な人が多いです。また、食事もおいしく、物価も安いです。
最後に、留学をする機会を作ってくれたことや留学前準備等をしてくださった浜野先生、Piyada先生、中村さんに感謝申し上げます。

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