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【報告]「Textile Summit 2018」、H29年度コース生成果報告会を実施しました。
2018年10月03日
9月20~22日、信州大学繊維学部において「Textile Summit 2018」を開催しました。本国際会議の開催は、繊維系の学部・専攻を有する信州大学、福井大学、京都工芸繊維大学、ノースカロライナ州立大学 (米国)、マンチェスター大学 (英国)、リーズ大学 (英国)、香港理工大学 (中国) の7大学間で昨年調印されたグローバルパートナーシップ協定書に基づくものです。
7大学の関係者総勢約100名 (海外約25名、国内約75名) が参加し、繊維・ファイバー工学分野の最新の研究成果について発表・討論を行うとともに、本分野の教育や人材育成についても情報提供や意見交換を行いました。
福井大学、京都工芸繊維大学のコース生も信州大学に一堂に会して、1日目夜のウエルカムパーティーでは、参加している国内外の学生が交流を深めて、楽しい時間を過ごすことができたようです。
<ウエルカムパーティー>
2日目にはポスター発表をM1生は希望者、M2生全員が信州大学の講堂で行いました。
<ポスター発表の様子>
3日目には繊維・ファイバー工学コースの成果報告会を行いました。
各大学のM2コース生が「コースに入ってよかったこと、自分がどのくらい成長できたか」等、人間性の成長や考え方の変化などについて、パワーポイントにまとめて発表を行いました。
発表の中では次のような感想が聞かれました。
・専門分野の異なる他大学の学生と意見交換をすることで、新しい視点を得ることができた。
・各大学に切磋琢磨できる仲間ができた。 ・将来にもつながる経験ができた。
・英語に対する抵抗が減り、コミュニケーションの幅が広がった。
<発表の様子>
【報告】Vien Cheung先生の授業を開講しました。
2018年09月28日
9月18日(火)~19日(水)の間、イギリスのリーズ大学よりVien Cheung教授が信州大学に滞在し講義を行っていただきました。信州大学からのテレビ配信で三大学同時に受講しました。
コース生にとっては、Vien先生が初めての海外招聘講師ということもあり、最初は不安な声も聞かれましたが、先生の気さくなお人柄に、学生も積極的に質問をしたり、自分の研究内容を説明することで、少しずつコミュニケーションが取れるようになってきました。
Vien先生は、コース生のプレゼン資料に対しても1人1人に細かいアドバイスや質問をしてくださり、学生はとても勉強になり、また初めての英語でのプレゼンテーションが良い経験になったようです。
信州大学 講義の様子
研究紹介の様子
先生とコース生でランチ
京都工芸繊維大学コース生
Vien先生とコース生
【報告】H30年度 アカデミックインターンシップ(国内)を実施しました。
2018年09月28日
アカデミックインターンシップ(国内)は、1~2週間、自分の所属以外の大学の研究室に滞在し、三大学間で学生達が交流して研究を行うプログラムです。今年も、夏休み期間を利用して、信州大学、福井大学、京都工芸繊維大学のコース生が、他大学にて研究室交換をおこないました。
信州大学繊維学部には、福井大学から2名、京都工芸繊維大学から2名の学生が滞在しました。滞在中には、研究室の夏合宿に参加したり、また軽井沢まで足をのばしたり、蕎麦を食べに行ったりと研究以外でも信州を充分楽しめたようです。
<信州大学にて>
京都工芸繊維大学には、信州大学から2名、福井大学から3名の学生が滞在しました。
<京都工芸繊維大学にて>
インターンシップに行った学生にとってはもちろん、受け入れ研究室のメンバーにとっても、他大学の学生と交流する貴重な機会となったようです。
【報告】H30年度 繊維系合同研修を開催しました。
2018年09月26日
この研修は、3大学のM1コース生全員が集まる貴重な機会です。
今年度の繊維系合同研修のねらいは、最先端の繊維などについて学習し、それらに関するものづくりなどに関する新規提案を検討し、結果を発表することで、創造力・課題解決力・コミュニ ケーション能力などグループワークの手法について学びます。
コース生たちは事前検討として、各グループごとに商品開発を想定したキーワード(テーマ)について、インターネットや文献等により調査して、テーマに掲げた新製品のアイデアを考案し、これらを事前学習資料として合宿当日に持ち寄ります。
1日目は三大学のコース生12人が福井駅に集合し、マイクロバスで研修会場の公共の宿 すかっとランド九頭竜に移動するところからスタートしました。研修所に到着後、早速、福井大学高等教育推進センター末本哲雄特命講師によるワークショップが行われました。このワークショップの反響は大きく、多くのコース生から「ためになった」「面白かった」と声がたくさん聞かれました。
マシュマロチャレンジ
続いて、4つのグループにコース生が分かれ、繊維系ものづくりグループワークをおこないました。
<Cグループ>
BBQ!
2日目からは、アドバイザーとしてKBセーレン(株)、前田工繊(株)、日華科学(株)、セーレン(株)の方に加わっていただき、コース生にとって実際の企業現場における技術者としての考え方を養う貴重な機会となりました。
コース生からは、「企業の方との議論を経て、まだまだ自分の視野は狭く世間知らずであることを感じた。なかなか学生では想像できないところまで考えなければいけないと知り貴重な経験ができた。」という話しが聞かれました。
<Aグループ>
<Bグループ>
<Dグループ>
3日目となる最終日は、各グループでこれまで話し合った内容をまとめ、プレゼンテーションを行いました。資料や話し方にもそれぞれ工夫が凝らされ、素晴らしい発表でした。
最後に、各大学の教員やアドバイザーとしてご協力いただいた社員の方々から講評をいただき、今年度の繊維系合同研修は終了しました。
この研修でのプログラムを通して、より繊維業界について理解を深めることができたのではないでしょうか。また、初めて直接顔を合わせたコース生と密度の濃い3日間を共に過ごし切磋琢磨したことによって、コース生の間にも交流が深まり、人間的に成長するきっかけにもなったと思います。今回学んだことを生かし、繊維・ファイバー工学コースの今後の授業や行事にも積極的に取り組んでいきましょう!
【報告】信州大学にて「 繊維系資格概論」を開講しました。
2018年09月04日
7月31日(火)~8月3日(金)の4日間、信州大学にて「繊維系資格概論」を開催しました。各大学での個別開催となり、信州大学では昨年度と同様、カケンテストセンターより講師の先生を迎え集中講義を行いました。
授業では繊維に関する一般知識や種類と性質、衣料品等の品質管理などの講義の他に、講師の方が用意してくださった衣料品のサンプルなどを使って、状況の観察や原因の考察を行い、実践的な苦情処理の演習をおこないました。
また、昨年度受講したコース生の中から、「TES(繊維製品品質管理士)資格」を受験して合格した学生もおり、繊維業界への就職を目指すコース生にとって欠かせない科目となっています。
コース生からは、
「TESの試験対策としてだけではなく、日常生活の中でも生かせる知識が身についた」
「繊維の基礎について分かりやすく教えていただいたので、とても面白かった」
「この講義を通して、衣服全般においてとても興味が持てた」などの感想が聞かれました。
<講義の様子>
<集合写真>
【報告】3大学合同コース生座談会
2018年05月23日
5月22日(火)、テレビ会議システムを使って3大学合同の顔合わせを行い、各大学のM2、M1のコース生に自己紹介をしてもらいました。
今年度は信州大学4名、福井大学5名、京都工芸繊維大学3名、計12名のM1コース生が「繊維・ファイバー工学コース」のカリキュラムを履修します。
就職活動などで参加出来なかったM2コース生もいましたが、参加したM2コース生達からはそれぞれ自己紹介、研究内容、研究室の雰囲気、好きなこと、M1コース生へのメッセージを話してもらいました。後輩達へのアドバイスがたくさん聞かれ、M1コース生達は真剣に耳を傾けていました。
次はM1コース生から自己紹介をしてもらいました。先輩から後輩への質問などもあり、座談会は終始和やかな雰囲気で行われました。
座談会の最後にはご出席いただいた福井大学 坂元先生、京都工芸繊維大学 奥林先生、そして信州大学 塚田先生より、コース生にあたたかいメッセージをいただきました。
皆さん、元気に楽しく充実した一年にしましょう!
座談会の様子 (左から、京都工芸繊維大学、福井大学)
座談会の様子 (信州大学)
座談会の様子(福井大学)
座談会の様子(京都工芸繊維大学)
【報告】第4期生がコースを修了しました。
2018年03月28日
平成30年3月、繊維・ファイバー工学コースの第4期生であるH28年度コース生(15名)がコースを修了し、それぞれの大学において修了証を受け取りました。
コースで修得した知識や様々な経験を活かして、焦らず慌てず、自分を信じて頑張ってください!
信州大学のコース修了生
福井大学のコース修了生
京都工芸繊維大学のコース修了生
【報告】海外アカデミックインターンシップ報告会
2018年03月13日
3月8日(木)、3大学(信州大学、福井大学、京都工芸繊維大学)をTV会議システムで繋ぎ、「海外アカデミックインターンシップ報告会」を行いました。
8名のM2コース生が、留学先(大学)の選定理由・渡航準備・現地での研究内容や大学環境、また、修士課程での研究活動を進める上でどんな役にたったか、英語でのコミュニケーションの奮闘談など、3週間~1か月間の海外留学での様子を発表しました。
【報告】繊維基礎科学(e-learning)期末テストを実施しました。
2018年02月23日
2月2日(金)3大学をテレビ会議システムで接続し、3大学同時に繊維基礎科学(e-learning)の期末テストを実施しました。
繊維基礎科学(e-learning)は、ノースカロライナ州立大学(アメリカ)が開発した教材を使用し、繊維科学の基礎 と専門知識を英語で学ぶ教科です。コース生には専用のIDとパスワードが設定されており、好きな時間にログインして自分のペースで学習を進めることが可能です。
【報告】Vincent Nierstrasz先生の授業を開講しました。
2018年02月20日
1月25日(木)~30日(火)の間、スウェーデンのボラス大学よりVincent Nierstrasz教授が京都工芸繊維大学と信州大学に滞在し講義を行っていただきました。最初の4講義は京都工芸繊維大学から、その後1講義を信州大学からのテレビ配信で三大学同時に受講しました。
Nierstrasz先生は、繊維材料工学の第一人者で、繊維高分子に新規な諸機能を付与するため、表面改質加工による機能性繊維高分子の製造と、バイオテクノロジー分野で応用可能な素材改質の研究を進めています。
先生の方からコース生一人一人に積極的に話しかけてくださり、講義だけでなく、研究紹介でも質問や細かいアドバイスをしてくださいました。コース生は英語でコミュニケーションを取りながら、交流を深めることができたようです。