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【報告】2019年度 アカデミックインターンシップ(国内)を実施しました。
2019年09月26日
アカデミックインターンシップ(国内)は、1~2週間、自分の所属以外の大学の研究室に滞在し、三大学間で学生達が交流して研究を行うプログラムです。今年も、夏休み期間を利用して、信州大学、福井大学、京都工芸繊維大学のコース生が、他大学にて研究室交換をおこないました。
信州大学繊維学部には、福井大学から2名、京都工芸繊維大学から3名の学生が滞在しました。
京都工芸繊維大学には、信州大学から4名、福井大学から2名の学生が滞在しました。
福井大学には、信州大学から3名、京都工芸繊維大学から2名の学生が滞在しました。

インターンシップに行った学生にとってはもちろん、受け入れ研究室のメンバーにとっても、他大学の学生と交流する貴重な機会となったようです。
【報告】2019年度 繊維系合同研修を開催しました。
2019年09月10日
この研修は、3大学のM1コース生全員が集まる貴重な機会です。
繊維系合同研修のねらいは、最先端の繊維などについて学習し、
それらに関するものづくりなどに関する新規提案を検討し、
結果を発表することで、創造力・課題解決力・コミュニ ケーション能力など
グループワークの手法について学びます。
コース生たちは事前検討として、
各グループごとに商品開発を想定したキーワード(テーマ)について、
インターネットや文献等により調査して、テーマに掲げた新製品のアイデアを考案し、
これらを事前学習資料として合宿当日に持ち寄ります。
1日目は、三大学のコース生14人が京都駅に集合し、
バスで大阪染工株式会社へ企業見学に行きました。

その後、研修会場の湖底滋びわこクラブに移動しました。
2日目からは、
福井大学高等教育推進センター末本哲雄特命講師によるワークショップが行われ、

JTCCの方を講師にお呼びし、繊維系ものづくりグループワークを行いました。

4日目の最終日には、繊維系ものづくりのグループワークの最終報告会が行われ、
合同研修の成果を発表しました。

【報告】信州大学にて「 繊維系資格概論」を開講しました。
2019年08月28日
8月5日(月)~8月8日(木)の4日間、信州大学にて「繊維系資格概論」を開催しました。
各大学での個別開催となり、信州大学では昨年度と同様、
カケンテストセンターより講師の先生を迎え、集中講義を行いました。
<講義風景>
授業では繊維に関する一般知識や種類と性質、衣料品等の品質管理などの講義の他に、
講師の方が用意してくださった衣料品のサンプルなどを使って、
状況の観察や原因の考察を行い、実践的な苦情処理の演習をおこないました。
また、これまで受講したコース生からは、
「TES(繊維製品品質管理士)資格」を受験して合格した学生もおり、
繊維業界への就職を目指すコース生にとって欠かせない科目となっています。
<集合写真>

【報告】3大学合同コース生座談会
2019年05月21日
5月20日(月)、テレビ会議システムを使って3大学合同の顔合わせを行い、各大学のM2、M1のコース生に自己紹介をしてもらいました。
今年度は信州大学5名、福井大学4名、京都工芸繊維大学5名、計14名のM1コース生が「繊維・ファイバー工学コース」のカリキュラムを履修します。
参加したM2コース生の方からはそれぞれ自己紹介、研究内容、研究室の雰囲気、好きなこと、M1コース生へのメッセージを話してもらいました。後輩達へのアドバイスも数多く聞かれ、M1コース生の方々は興味深く耳を傾けていました。
M1コース生からの自己紹介では、コース生の多彩な趣味も垣間見れたり、終始和やかな雰囲気の中で充実した座談会が行われました。
そして、座談会の最後にはご出席いただいた福井大学 藤田先生、京都工芸繊維大学 鋤柄先生、信州大学 塚田先生より、コース生にあたたかいお言葉を頂戴し閉会しました。
皆さん、元気に楽しく充実した一年にしましょう!
座談会の様子(左:京都工芸繊維大学 右:福井大学)
信州大学の様子
福井大学の様子
京都工芸繊維大学の様子
【報告】第5期生がコースを修了しました。
2019年03月25日
平成31年3月、繊維・ファイバー工学コースの第5期生であるH29年度コース生(14名)がコースを修了し、それぞれの大学において修了証を受け取りました。
コースで修得した知識や様々な経験を活かして、焦らず、慌てず自分を信じて頑張ってください。
信州大学の修了生
福井大学の修了生
京都工芸繊維大学の修了生
【報告】海外アカデミックインターンシップ報告会
2019年03月06日
3月4日(月)、3大学(信州大学、福井大学、京都工芸繊維大学)をTV会議システムで繋ぎ、「海外アカデミックインターンシップ報告会」を行いました。
6名のM2コース生が、留学先(大学)の選定理由・渡航準備・現地での研究内容や研究成果、そして、修士課程での研究活動を進める上で役立ったこと、英語でのコミュニケーションについて、1か月間の海外留学での様子を発表しました。
コース生からは共通して「より流暢に英語を話せるように、これからも英語を勉強したい」という意見がありました。



【報告】繊維基礎科学(e-learning)期末テストを実施しました。
2019年02月12日
コース生には専用のIDとパスワードが設定されており、好きな時間にログインして自分のペースで学習を進めることが可能です。
【報告】H30年度 アカデミックインターンシップ(海外) Vol. 2
2019年02月08日
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Hさん(信州大学 修士2年)
→滞在先 連合王国(UK)・リーズ大学 デザイン学部 (期間:2018年11月5日~11月30日)
Q1. 今回、参加しようと思ったきっかけは何ですか?
先輩方の話を聞いて,興味が湧いたこと.海外で,自分の研究に対する意見を聞きたかった.
Q2. 具体的な目的は何ですか?
海外で,自分の研究に対する意見を聞くこと.
Q3. 留学先の大学を選んだ理由は?
自分のやりたい研究に近いことができそうだったから.
Q4. 実際に海外の大学で研究をしてみて感じたことはありますか?
英語の勉強が基本であって,意思疎通ができないとそもそもの研究が進まない
Q5. どんな成果がありましたか?
日本にない機械で実験できて,データが取れた.
Q6. 困ったことなどはありましたか?
日本のように受け身で指示を待っていたら何も進まなかった.
Q7. 今回の経験から今後につなげたいことは?
積極的に自分から研究に取り組む姿勢と,英語力.

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Tくん(福井大学 修士2年)
→滞在先 タイ ラジャマンガラ工科大学イサン校(2018年11月19日 ~ 12月7日)
Q1. 今回、参加しようと思ったきっかけは何ですか?
自分の知らない新たな専門知識を勉強し,さらに英語での専門的な議論を行いたいと考えたこと.
Q2. 実際に海外の大学で研究をしてみて感じたことはありますか?
国によって研究のスタイルが異なるということ.
Q3. 留学中はどんな活動をしましたか?
現地の生徒と交流,研究(天然ゴム/炭素繊維積層体の特性評価)を行った.
Q4. どんな成果がありましたか?
新たな積層方法を提案し,積層体の特性の改善がみられた.
Q5. 全体を通しての感想は?
現地の文化は日本と似たところもあれば全く違うとこもあり,非常に興味深く,毎日飽きることなく楽しく生活ができた.自分の目標も達成できたため,今回の留学は非常に実のある留学であった感じている.

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Mくん(福井大学 修士2年)
→滞在先 タイ ラジャマンガラ工科大学イサン校(2018年11月19日 ~ 12月7日)
Q1. 今回、参加しようと思ったきっかけは何ですか?
語学力を実際に話すことでつけたいというのと自分の分野以外の知識をつけたいと考えたため。
Q2. 留学先の大学を選んだ理由は?
自分の専門外の分野を学びたく、さらに材料系の研究などを行ったことがなかったため、自分のしたことのない評価など行いたく選びました。
Q3. 留学中はどんな活動をしましたか?
大学では日中実験を行っており、実験終わり次第先生や学生にご飯連れて行ってもらいました。クラトン祭りなどの大きな祭りも開かれており、一緒に参加させてもらいました。休日は観光に行き、寺や農園など様々連れて行ってもらいました。
Q4. 今回の経験から今後につなげたいことは?
今回学んだ試験方法や仕組みなどを覚えて、社会に出て行ってからでも生かせるようにしたい。さらに海外で実験する機会などないため、伝える難しさなど身に染みて分かった。海外に出て仕事する機会があるかもしれないのでそこで活かせるように伝えるコツなどを学んで活かせたらと考える。
Q5. 全体を通しての感想は?
今回の留学で自分と異なる分野の研究をすることができ、短い期間ではありましたが、色々と得られたことが多数ありました。海外で実験するという機会があまりないと思うので、経験得るためにこの海外AIはいいと思いました。得られたことを今後に生かしていけたらと思います。

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【報告】H30年度 アカデミックインターンシップ(海外) Vol. 1
2018年12月28日
繊維・ファイバー工学コースの基幹科目「アカデミックインターンシップ(海外)」で、今年度も3大学から6名のコース生が、海外の大学でインターンシップを行いました。帰国したコース生から寄せられた感想の中から、幾つか抜粋して紹介します。
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Sくん(信州大学 修士2年)
→滞在先 スウェーデン ボロース大学 繊維学部 (期間:2018年10月9日~11月6日)
Q1.今回、参加しようと思ったきっかけは何ですか?
海外への渡航の経験がほぼなく、その上で金銭的な支援を受けて専門分野への新たな知見が得られるいい機会を与えて頂いたので参加しようと考えた。
Q2. 留学先の大学を選んだ理由は?
就職先が医療介護ベッドメーカーであるため福祉先進国である北欧であること、さらにサプライチェーンなどに興味があったため、条件に合ったボロース大学を選んだ。
Q3. 実際に海外の大学で研究をしてみて感じたことはありますか?
非常に進行がゆっくりであると感じた。また、研究自体は博士課程から取り組んでいる印象であった。
Q4. どんな成果がありましたか?
まず、主目的に対しては日本という国が非常に他国から好感と信頼があることを感じた。反面、日本の語学力の低さにショックを受けた。あらゆる国の人と交流を持ったが英語を当たり前のように使いこなしていた。あるドイツ人に日本に関する音楽が流行っていると動画を見せてもらった。そこにはジャパニングリッシュを面白おかしく歌ったPVがあった。これには非常にショックを受けるとともに、反論できない悔しさを感じた。それと同時に日本語というマイナーな言語にもかかわらずそれのみだけで一生を不自由なく生活できる日本の国力も感じた。
Q5. 今回の経験から今後につなげたいことは?
語学に関しては今後勉強するモチベーションがとても上がった。さらに、他国に持たれている日本の好印象を下げることの無いように海外に出た時は日本人の代表として失礼なふるまいをしないように意識しながら行動するべきと感じた。
また、繊維分野に関してはサスティナビリティの意識が当たり前に根付いていると感じた。町で売っている衣服は入ブランドからファストファッションまですべてのブランドでサスティナビリティに取り組んでいるタグが付いていた。さらにスマートテキスタイルでも化学処理を施さず、天然由来のもので製造するものが開発されていた。これは日本も意識的に行っていくべきであると感じた。

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Oさん(京都工芸繊維大学 修士2年)
→滞在先 連合王国(UK)・リーズ大学 デザイン学部
大英博物館 (期間:2018年11月5日~11月30日)
Q1. 今回、参加しようと思ったきっかけは何ですか?
海外留学に憧れがあった、また、金銭面で支援を受けられるため。
Q2. 具体的な目的は何ですか?
私の研究テーマである黒染め染織品の保存修復処置を行っていた先行研究サンプルのアーカイブを作成すること。
Q3. 留学中はどんな活動をしましたか?
リーズ大学のUniversity of Leeds Archive of International textiles (ULITA)の見学および作業、リーズ大学のBrotherton Library のアーカイブ施設の見学、ロンドンの大英博物館で黒染め染織品に関する先行研究で作製されたサンプルのアーカイブを作成しました。
Q4. どんな成果がありましたか?
研究テーマへの理解、関心が以前よりも深まり、語学力が向上したと感じています。
Q5. 全体を通しての感想は?
最初は初めての海外での生活ということもあり、不安なことや戸惑うことがありましたが、海外アカデミックインターンシップに参加してよかったと感じています。大変有意義な経験ができました。ご支援、ご協力いただきありがとうございました。
繊維ファイバー工学コースに入る動機の一つでもあったのでM1の時から行きたいと考えていた.繊維ファイバー工学コースでの海外事情の授業で海外の先生方と関わることが多くなり,海外での繊維の研究や英語での会話に自信を持ち海外AIに興味を持ちました.

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Tさん(京都工芸繊維大学 修士2年)
→滞在先 連合王国(UK) 王立美術アカデミー (2018年11月5日 ~ 11月30日)
Q1. 具体的な目的は何ですか?
異なる文化に触れたいということと、在学している学校ではできないことを(実際に織物を織るなど)したいとおもったから。
Q2. 実際に海外の大学で研究をしてみて感じたことはありますか?
とてもコンセプトを大切にしてモノづくりに取り組んでいると感じた。また、自分のやりたいことを大切にしていた。引継ぎの実験や研究が日本は多いイメージだが、生徒のやりたいことを重視して先生とディスカッションして進めていた。
Q3. 留学中はどんな活動をしましたか?
Leno織物を織る実習。タペストリーのワークショップに参加。担当の先生と研究についてのディスカッション。
Q4. どんな成果がありましたか?
Leno織物の織り方の技術を習得することができた。ワークショップに参加したことで、タペストリーを織る楽しさと奥深さ、技術を知ることができた。
Q5. 全体を通しての感想は?
学校が決まるまでがとても長く準備が大変だったが、自分でアポイントをとり資料を用意したりしたことで自分の力になったと思う。行ってすぐは緊張して人に話しかけることもあまりできなかったが、少し慣れてくると自然と話しかけられるようになった。しかし英語力が足りなかったため、うまく言いたいことが伝えられず、自分も聞き取れなくてとても迷惑をかけてしまったことはとても悔やまれる。一カ月という短い期間だからこそコミュニケーションをとれることが大切だと知った。短い期間でやりたいことがすべてできなかったがとても充実した一カ月を過ごすことができた。留学してよかったと思う。機会があればまた行きたいと考えているくらいにはロンドンを好きになることができた。

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【報告】リベレッツ工科大学の先生方の授業を開講しました。
2018年11月22日
11月12日(月)~16日(金)の間、チェコのリベレッツ工科大学よりZdenek Kus教授, Antonin Havelka教授, Adnan Mazari教授をお招きし、京都工芸繊維大学と信州大学に滞在し講義を行っていただきました。最初の4講義は信州大学から、その後1講義を京都工芸繊維大学からのテレビ配信で三大学同時に受講しました。
講義中、先生方は丁寧な英語で説明してくださいました。コース生は、講義以外の時間にも昼食会や研究紹介の時間を通して積極的にコミュニケーションをとり、先生との交流を深めることができたようです。
講義の様子(信州大学)
福井大学、京都工芸繊維大学 講義の様子
講演会では3人の先生方がチェコ共和国における繊維工業の現状、リベレッツ工科大学の紹介、衣料素材の水蒸気計測に関する新技術の紹介に関するお話しをしてくださいました。
