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循環病態学教室の田中愛さんが第77回日本癌学会学術総会で「がん研究における女性研究者シンポジウム賞」を受賞しました

2018年10月12日 [受賞]

表彰式
表彰式

受賞式(左から、委員長の神奈木真理先生、第1回女性科学者賞受賞者の大谷直子先生、田中研究員、座長の幸谷愛先生)
受賞式(左から、委員長の神奈木真理先生、第1回女性科学者賞受賞者の大谷直子先生、田中研究員、座長の幸谷愛先生)

 信州大学医学部循環病態学教室の田中愛さんが、第77回日本癌学会学術総会で「がん研究における女性研究者シンポジウム賞」を受賞しました。
 平成30年9月27日~29日に大阪国際会議場で開催された癌学会学術総会において、田中愛さん(医学部循環病態学教室博士研究員)が、第5回がん研究における女性研究者シンポジウム賞(Women scientists in cancer research)を受賞しました。 受賞対象となった研究課題は、「Suppression of tumor metastasis through targeting the vascular integrity regulated by AM-RAMP2 system」です。本研究では、血管の発生や恒常性維持に関わるアドレノメデュリン(AM)とその受容体活性の調節タンパク(RAMP2)の癌転移における意義を明らかとしました。田中さんは、成体においてRAMP2遺伝子欠損を誘導することが可能な遺伝子改変マウスを作製し、遺伝子欠損後から血管に生じる様々な変化を観察しました。田中さんは血管のAM-RAMP2系が癌の原発巣の血管新生を亢進する一方で、転移巣においては血管恒常性を維持し、癌の転移を抑制することを見出しました。さらに、AM-RAMP2系は血管構造を安定化することにより血管の透過性を抑制し、血管内皮細胞における形態維持や、炎症細胞の接着を抑制することにより腫瘍細胞が接着、浸潤しにくい環境を作っていることを明らかとしました。一方で、AM‒RAMP2系が腫瘍の微小環境においても重要な役割を担っており、癌の悪性度に関わる内皮間葉系転換(EndMT)を抑制することも発見しました。この結果から、AM‒RAMP2系は手術後のアジュバントセラピーの治療標的として応用できると考えられます。AM-RAMP2系の持つ血管恒常性維持機構と腫瘍血管制御機構に着目することで、新たな抗転移薬への開発が期待されます。

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