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附属病院臨床検査部の松田和之さんが第53回日本小児血液・がん学会学術集会で第1回日本小児血液・がん学会学術賞を受賞

2011年12月09日 [受賞]

平成23年11月25-27日に群馬県のベイシア文化ホールで、第53回日本小児血液・がん学会学術集会が開催されました。医学部附属病院臨床検査部の松田和之さんが、第1回日本小児血液・がん学会学術賞(小児血液分野 臨床)を受賞し、授賞式と受賞講演が行われました。この学術賞は、従来の日本小児血液学会と日本小児がん学会が統合され、日本小児血液・がん学会となり、「わが国でおこなわれた小児血液学・小児がん学の分野における秀でた臨床および基礎研究を顕彰することで、会員の研究意欲を高め、わが国の小児血液学・小児がん学の発展を図ることを目的として」作られた賞で、記念すべき第1回の受賞となりました。
受賞対象となった論文は「Quantitative assessment of PTPN11 or RAS mutations at the neonatal period and during the clinical course in patients with juvenile myelomonocytic leukaemia ( Br J Haematol. 2010 Feb; 148(4):593-9. Epub 2009 Oct 29.)」です。この論文は、難治性の乳幼児白血病である若年性骨髄単球性白血病(JMML)に対する新たな微小残存病変評価法を検討したもので、これまで、診断の一つであった遺伝子変異を白血病のマーカーとして捉えて、それを特異的かつ定量的に評価できる遺伝子変異特異的定量PCR法を確立しました。遺伝子変異特異的定量PCR法を用いた微小残存病変の評価は従来法のキメリズム検査などの欠点を補完できる検査法になります。最終的には、微小残存病変にと基づいた再発治療に繋がるものと期待されます。

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