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複雑熱流体研究室
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熱流体素子の研究

 電解液に浸した金属柱に大きな温度勾配を印加すると流体ゼーベック効果という現象を通じて、非線形界面動電現象と同様な四極渦が発生する可能性があることが分かってきています[H. Sugioka, Langmuir, 30, (28), 8621 (2014)]。また、良く知られた膜沸騰現象による低摩擦化と熱勾配によって流体が輸送される熱浸透現象の複合効果により、強い流れを発生できる可能性があることも指摘されています。当研究室では、こうした視点に立ち、熱現象が関与する非線形界面動電現象の解明とそうした複雑な現象を利用した熱流体素子の研究を、膜沸騰のような基礎問題に立ち返りながら、取り組んでいます。