片桐諒祐さん(M2)がSports Informatics and Technology 2025にて、奨励講演賞を受賞
2025年7月31日~8月1日に東京ビッグサイトで開催されたSports Informatics and Technology 2025にて、片桐諒祐さん(M2)が奨励講演賞を受賞しました。
受賞題目: デジタルカーリングサーバの公開に向けての通信プロトコルの検討と実装
研究概要: カーリングは氷上でストーンを滑らせ、ハウス中心への近さを競う競技で、戦略が勝敗を左右する。従来は経験則に頼っていたが、近年は機械学習による戦略AI研究が発展している。研究システムとして広く使われるデジタルカーリングには、通信切断時に対戦が強制終了しAIの長時間計算が中断される問題や、データ共有システムの未実装により研究者が個別にデータ収集する必要があるという課題があった。本研究では、通信方式を見直しデータベース機能を組み込んだ新システムを構築し、オープンソース化することで、研究者が大量の対戦データを活用し効率的にAI開発を進められる基盤の提供を目指す。
片桐さんからのコメント: この度、初めて賞をいただくことができ、大変嬉しく思います。研究を進める中で、多くの試行錯誤や困難がありましたが、諦めずに取り組んできた結果が評価されたことは、この上ない喜びです。ご指導いただいた先生方、支えてくださった仲間たちに深く感謝しております。今後も新たな挑戦を恐れず、より良いシステムの開発に邁進してまいります。また、本システムが多くの方々に活用され、カーリングAI研究の発展に少しでも貢献できることを願っております。これからも謙虚な姿勢を忘れず、成長し続けられるよう努めてまいります。
本研究に関するお問い合わせは機械・ロボット学科 河村隆 教授(kawamuraアットマークshinshu-u.ac.jp)までお願い致します。