「ひと・⽣物」のスキルをロボットに
研究紹介
メカニズムをベースとしたロボット研究 「ひと・⽣物」のスキルをロボットに
河村研究室では、機械をベースとしてメカトロニクス・ロボットに関する研究を進めています。キーワードは「スキル」です。地球上で生活するヒトや生物は、長年の淘汰によってその大きさや機能が最適化されています。また、生活の中で必要なスキルを身につけています。これらをお手本としてロボットを設計し、制御を実現することによってひとにやさしい、環境にも適したロボットの開発をすることができます。生物の持つ隠れたスキルに着目して観察し、機械工学的解析をおこない、スキルの内容/意味を理解して、システムを作り上げていきます。
人間のチームと対戦できるカーリング投球ロボットの開発。氷上の微妙な変化をセンシング、戦略を立てて戦う。 | ロボットによる金属板ハンドリング (左)、人の手と同じ原理のページめくり機 (右上)、トンボを手本とした羽ばたきロボット (右下)。 |
≪研究から広がる未来≫
メカトロニクス・ロボットの開発は様々な工学的知識、動作の観察・理解と評価をベースとしてシステムの設計をおこないます。実機の製作、動作の確認・評価を通して要求性能を満たしているか、さらによいしくみが実現できないものか検討を重ねます。使いやすく、高機能なロボットシステムの実現を目指します。この過程で学習法、発想法、考え方、実現方法を経験的に体得します。