大森玲奈さん(M1)が第42回「センサ・マイクロマシンと応用システム」シンポジウムにて、優秀ポスター発表賞を受賞
2025年11月10日(月)~13日(木)にライトキューブ宇都宮で開催された第42回「センサ・マイクロマシンと応用システム」シンポジウムにおいて、大学院総合理工学研究科生命医工学専攻修士課程1年の大森玲奈さん(照月研究室)が優秀ポスター発表賞を受賞しました。
研究概要:大規模災害では、粉塵や瓦礫によりカメラなどの画像ベースセンサが十分に機能しない状況が生じる。一方で昆虫は、優れた嗅覚によって対象を探索できる。特に蚊は、1-オクテン-3-オール等のヒト由来の匂いを高感度に検出する。本研究では、この蚊の嗅覚に着目し、触角電図(EAG)技術によって触角の匂い刺激に対する電気信号を取得し、センサデバイスとしての応用を試みた。さらに、独自設計の小型基板を開発し、災害現場でも運用可能な生体嗅覚ベースの匂いセンサデバイスの実現に取り組んでいる。
コメント:この度は、第42回「センサ・マイクロマシンと応用システム」シンポジウムにおいて、優秀ポスター発表賞をいただき、大変光栄に思います。ご指導いただいた照月先生をはじめ、研究に関わった皆様に感謝申し上げます。本研究を通して、蚊の触角を利用したヒト関連臭検知センサ、ならびに匂いでヒトを探すことができるロボット開発に努めてまいります。
※本研究に関するお問い合わせは機械・ロボット学科照月大悟准教授(terutsuki(アットマーク)shinshu-u.ac.jp)までお願い致します。