若林怜さん(M2)が第27回日本感性工学会大会にて優秀発表賞を受賞
2025年9月17日(水)~19日(金)にタワーホール船堀で開催された第27回日本感性工学会大会にて、大学院総合理工学研究科 繊維学専攻 先進繊維・感性工学分野 修士課程2年の若林怜さん(上條研究室)が優秀発表賞を受賞しました。この賞は、当日の口頭発表についての審査結果に基づいて行われ、250件の研究発表が行われた中で、13名の方が優秀発表賞に選出されました。
研究題目:温熱呈示可能なスマートウェアによる作業快適性の検討
研究概要:通電によって発熱する衣服を用いて、VDT作業中の快適性を向上させることを目指した研究です。本実験では、VDT作業中に衣服から四肢へ熱を呈示する条件と熱を呈示しない条件で、生理・心理反応および作業成果を比較し、四肢への熱の呈示が作業快適性に与える影響を検証しました。結果、衣服から四肢への熱の呈示によって、作業に伴う疲労やストレスを緩和する一方で、眠気が増加して作業効率が低下することを明らかにしました。
若林さんのコメント:この度は、優秀発表賞に選出していただき、大変嬉しく思います。この受賞は、日々ご指導いただいている先生方をはじめ、研究室の仲間や研究に関わる多くの方々のご支援あってのことであり、心より感謝申し上げます。今後は、作業時の疲労やストレスを緩和しながら、作業効率の維持もできる温熱刺激の呈示方法を特定することを目指し、研究活動に日々取り組んでいきたいと思います。
表彰についての掲載URL
https://www.jske.org/wp/wp-content/uploads/2025/10/165ff387acff65681ef5ccaf9b13b91e.pdf
※本研究に関するお問い合わせは 先進繊維・感性工学科上條正義教授(kamijo(アットマーク)shinshu-u.ac.jp)までお願い致します。