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石崎健太さん(M2)が第39回日本キチン・キトサン学会大会にてポスター賞を受賞

2025年9月9日(火)~10日(水)に東北学院大学五橋キャンパスで開催された第39回日本キチン・キトサン学会大会にて、大学院総合理工学研究科繊維学専攻 化学・材料分野 修士課程2年の石崎健太さん(長田研究室) が、ポスター発表賞を受賞しました。

研究題目:キチンナノファイバーを用いた乾燥フィルムの物性評価

研究概要:近年、石油由来のプラスチックの代替として、再生可能資源であるバイオマス由来の材料が注目されています。本研究では、カニ殻などに含まれる「キチン」を原料に、機械的強度や機能性に優れたフィルムの作製を目指しました。キチンからのフィルム作成する従来法では有害な溶媒を使用するため、環境や安全面に課題がありました。これに対して本研究では環境負荷の低減のため、水だけを用いた粉砕でキチンナノファイバー作製し、それを乾燥されることでフィルム化しました。そしてキチンフィルムの引張強度や透明性におよぼすナノファイバーのサイズの影響を明らかにしました。

石崎さんのコメント:この度は、日本キチン・キトサン学会においてポスター賞をいただき、大変光栄に思います。ご指導いただいた長田先生をはじめ、研究室の皆様、関係者の方々に心より感謝申し上げます。本研究では、水のみを用いた湿式粉砕で得られたキチンナノファイバーからフィルムを作製し、その物性制御を目指しています。今後は本学会で頂いたアドバイスを参考にし、キチンフィルムの作製条件に着目して評価を行いたいと考えています。今回の受賞を励みに、研究活動に一層精進していきたいと思います。