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コレステロール類似物質「コレステノン」がピロリ菌に対して抗菌活性を示すことを発見しました。

2021年04月19日 [研究]



信州大学医学部分子病理学教室 中山 淳教授らの研究グループは、コレステロールの類似物質であるコレステノンがクラリスロマイシン耐性株も含めたピロリ菌に対して、ピロリ菌の細胞壁成分であるコレステリルα-D-グルコピラノシド(CGL)の生合成を阻害することで抗菌活性を示すことを発見しました。さらに、ピロリ菌を感染させたマウスにコレステノンを混餌投与することで、コレステノンの除菌効果も確認されました。
ピロリ菌は胃癌や胃悪性リンパ腫の原因菌ですが、今日では除菌治療に難渋する薬剤耐性ピロリ菌も問題となっています。コレステノンは安全な分子であり、従来の抗菌剤とは異なる作用機序で抗菌作用を示すことから、ピロリ菌に対する新たな抗菌薬となることが期待されます。
本研究成果は2021年4月14日(米国現地時間)に米国科学アカデミー紀要にオンライン掲載されました。

論文題目:Cholestenone functions as an antibiotic against Helicobacter pylori by inhibiting biosynthesis of the cell wall component CGL (コレステノンはピロリ菌の細胞壁成分であるCGLの生合成を阻害することにより抗菌活性を示す)
著者・所属:小林惇一1,2,*、川久保雅友1,*、藤井千文1,3、有坂宣彦1、宮下聖基1、佐藤佳子1、小村仁美1、的場久典1、中山 淳1 (*共同第一著者)
1 信州大学医学部分子病理学教室
2 信州大学医学部内科学第二教室
3 信州大学先鋭領域融合研究群バイオメディカル研究所
掲載誌: Proc Natl Adad Sci USA (米国科学アカデミー紀要)
DOI: 10.1073/pnas.2016469118

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