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戦略的創造研究推進事業CRESTに、医学系研究科循環病態学の新藤隆行教授の研究課題が採択されました
2014年10月01日 [採択]
2014年9月26日に(独)科学技術振興機構(JST)から戦略的創造研究推進事業CRESTの新規採択課題が発表され、医学系研究科循環病態学の新藤隆行教授の研究課題「生理活性因子の情報制御システムに基づく革新的な医薬品の創出」が採択されました。
CRESTは国が定める戦略目標の達成に向けて、課題達成型基礎研究を推進し、科学技術イノベーションを生み出す革新的技術シーズを創出するためのチーム型研究です。
生体内生理活性因子は、全身の様々な細胞で産生され、情報伝達因子として細胞・臓器間の相互連携の中心的役割を果たしています。一方で、情報の受信側の細胞・臓器では、生理活性因子の情報を処理する情報制御システムが存在します。
新藤隆行教授らは、アドレノメデュリン(AM)の様な生理活性因子がもたらした情報を、生理活性因子の情報制御システムである「RAMPシステム」が巧妙に情報処理を行うことで、生理機能の多様性を生み出していることを発見しました。
本研究では、RAMPシステムによる生体内の恒常性維持機構と、ストレス応答障害から引き起こされる疾患発症メカニズムの研究成果を創薬に展開します。
研究課題 : 生理活性因子の情報制御システムに基づく革新的な医薬品の創出
研究代表者 : 新藤隆行 (信州大学医学系研究科循環病態学)
分野 : ライフイノベーション
領域 : 生体恒常性維持・変容・破綻機構のネットワーク的理解に基づく最適医療実現のための技術創出
期間 : 平成26年度~平成31年度
医学系研究科 疾患予防医科学系専攻 循環病態学ホームページ:
http://www7a.biglobe.ne.jp/~shindo/