教員紹介

みたに なおずみ

三谷 尚澄

哲学・芸術論 教授

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雑文・雑記

山行記録(1)

25日から三日間、講座の有志で山に行ってきました。


もともと、「信州の夏はやっぱり山でしょう!」ということで、昨年退職された平木先生が10年以上にわたって続けてこられた哲学・思想論講座の伝統ある恒例行事。


今年のテーマは「白馬三山縦走」です。さて、始まりはじまり~。


◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


8月25日(火)


<松本駅→→JR大糸線白馬駅→→猿倉>


朝5時50分。松本駅改札口に集合。


「<遅刻する!>と思ってこまくさ道路を自転車でぶっ飛ばしてきました」という一言はともかく、定刻には全員集合して始発電車に乗り込みます。


「緊張してよく眠れませんでした」という繊細な人から、「寝たら起きられなくなると思って、まったく寝てません」というつわものまで。老若男女おりまぜて、総勢6名での山行が始まりました。


午前8時。大町駅で乗り換えの後、JR大糸線の白馬駅に到着。8時15分発のバスに乗るはずだったのですが、タクシーの運転手さんによると「次のバスは9時40分までないよ」とのこと。


どこかで情報が食い違っていたようで、「25日まで」あるはずだった季節運行のバスが、今年は23日で打ち切りになってしまったようです。


6人で割れば金額もそう変わらないし、ということで、運転手さんからの情報収集もかねつつタクシーで登山口となる猿倉に向かいました。


<猿倉→→鑓温泉>(クリックすると全行程の地図にジャンプします。)


午前9時。「元アスリート」某君の見事なストレッチを拝見したところで、いよいよ登山スタート。


「白馬といえば大雪渓」というイメージもありますが、近頃落石が多くて安全に不安がある、ということで、白馬尻との分岐を左に折れて鑓温泉を目指します。


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正午。ほぼ「45分に一回」ペースでの休憩をはさみつつ、順調に高度を稼いだところで昼食を兼ねた大休止。


途中ですれ違った山岳警備員の方の話では、「雪渓はほぼ消えているものの、枯れ沢でいつ落石があるかわからない場所があるので注意して進んでください」とのこと。ちょっぴり緊張しつつ、ルートを先に進みます。


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「カラカラ」という小石のたてる不気味な音に不安を感じつつ、午後一時ごろには警備員さんの話にあった要注意箇所、落石沢を無事に通過。


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雪の残った場所もありましたが、あとは基本的に橋が架かってきれいに整備された道。お花畑なども眺めつつ、鑓温泉小屋まではあともうひと踏ん張りです。


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午後2時過ぎ。予定通り鑓温泉小屋に到着。雪崩による倒壊を防ぐため、冬季には解体されて姿を消してしまう、「昔ながらの山小屋」が今晩の宿泊所です。


たたみ4畳ぶんほどのスペースに大人4人、決して広いとはいえない寝所ですが、シーズン中にはおなじ空間に10人程度が詰め込まれるということなので、それを思えば快適なもの。


また、「鑓温泉」という以上はもちろん「温泉」です。ここの名物露天風呂は、標高2100メートル、日本第三位の高さに位置する秘湯中の秘湯。しかも、この高さではめったにみられない「源泉かけ流し」(某君の記憶違いでは「源泉たれ流し」)の高泉質。


思い起こせば10数年前、今回と同じルートを逆向きにたどったことがあったのですが、そのときには時間の都合で通り過ぎることしかできませんでした。私にとってはあこがれの温泉でもあったわけです。


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おやつの「人生で2番目においしいチキンラーメン」などもはさみつつ、午後5時には夕食の時間。平木先生にご馳走していただいた一本800円(!)のビールをお供に明日からのエネルギーを充電します。


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曇り空で、楽しみだった露天風呂からの眺望はいまひとつでしたが、夕暮れ時にはいっときだけ見事な展望が登場。


明日からの晴天を祈りつつ、午後8時にはほぼ全員が就寝しました。


(→→山行記録(2)に続く。)

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