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はやさか としひろ

早坂 俊廣

哲学・芸術論 教授

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中国関係

北京ヴァイオリン

『北京ヴァイオリン』という中国映画がある。基礎人間学OBで映画評論家のゾーザ君に観るように勧めたが、まだ観ていないらしい。社会人1年生は大変である。

それはそうと、『北京ヴァイオリン』である。綾戸智絵さんや高嶋ちさ子さんがどこかで絶賛していたように記憶しているが、音楽を解さない私でもこの 映画は堪能できた。話の運び(田舎から出てきたヴァイオリニストの少年と彼の才能を信じ続ける父親の話)自体は、突き放して言えば、どこかお定まりの感は ぬぐえないが、それでも、北京駅で少年が一心不乱にヴァイオリンを弾くシーンでは、感動して鳥肌が立った。「え、こういうことでいいの?」というこちらの 小さな疑念を、大音響で「いいーんです!」(サッカー実況のあの人の声で読んでください)とかき消すような、理屈を超えた迫力であった。

ちなみに原題は「和你在一起」、英題は「Together」だそうである。英題のほうが原題に忠実であり、邦題における「北京」と「ヴァイオリン」 の論理的なつながりに関しては不明であるが、もしかしたら「ぺきん」と「ヴぁいおりん」で韻を踏んでいるのかも知れない。それに、「北京のヴァイオリン弾 き」だと、森繁久弥あたりが出てきそうだしなあ・・・

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