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2020年第6回多文化交流サロン講演会 李侑儒「「牡丹社事件」の再検討:東アジア海域史と台湾先住民の視点から」(前編)
1871年、宮古島島民をのせた船が、台湾南部(今の屏東県)に流れ着き、乗組員数十名が台湾先住民によって殺害される事件が起こり、1874年、日本政府は報復としていわゆる台湾出兵を行います。この東アジア国際政治の一コマに翻弄された、殺害された人々、殺害した人々、報復として台湾へ遠征した兵士、それを送り出した日本、そしてその後の台湾の運命について、京都大学・東京大学に留学され、現在、台湾高雄の国家海洋研究院に所属されている李侑儒先生にお話しいただきました。前編では、宮古島の人々が、なぜ殺されなければならなかったのか、その背景を当時の台湾社会のありかたから説明いただきます。コメンテイター:人文学部・豊岡康史。(日本語/2020年12月11日、eALPS公開)