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レポート

高大連携哲学演習~エンパシ―を考える~

2022年11月 6日開催

2022年11月 7日更新

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イベント概要

信州大学×長野県立大学×長野吉田高校×ごんどう哲学カフェの合同企画。『他者の靴を履く』をめぐって自由な意見交換を行います。

開催日 2022年11月 6日
時間 13:00-15:00
会場 長野県立大学
参加料金 無料
参加者数及び内訳 信州大学1年生6名(人文3,農学1,理学1,繊維1),ほか(長野県立大学学生,長野吉田高校生徒,市民の方々)25名ほど

イベントレポート

エンパシ―を考える:ブレイディみかこ『他者の靴を履く』を読んでの哲学対話

2022年11月6日(日曜日)

長野県立大学の馬場智一先生,長野吉田高校の川住賢太先生とともに,高大連携哲学演習を開催しました。

信州大学からは比較哲学入門ゼミに参加している学生のなかから希望者を募り,6名の学生が参加しました。

哲学対話の実践

快晴の長野市を散策しながら長野県立大学に到着し,開放感のあるホールにて,6グループに分かれて,哲学カフェがスタートします。参加者はそれぞれその日に使うあだ名をつけた名札をつけています。馬場先生の司会に沿って,自己紹介と簡単な質問からはじまり,いよいよ課題図書であるブレイディみかこさんの『他者の靴を履く』第二章について,自分の気に入った箇所とその理由についての発表。おのおのが意見を述べ,それについての質疑がグループ内で活発に行われます。高校生,大学生,市民とそれぞれ立場は違いますが,自分と他者の違いをめぐって率直な意見交換がなされました。

自分の靴,他者の靴

後半は,全グループで共通のテーマ「自分の靴ってどうやって作られるのだろう」をめぐって,グループ内で意見交換がされました。中学から高校にあがるときに感じたこと,進路を決める際の親との衝突,自己と他者との境界があいまいであるという感じをずっと持ち続けてきたこと,結婚を機に変わった他者との向き合い方など,様々なトピックが次から次へと語られていきます。参加者の一人が語っていたように,普段,家族や友人たちとも語り合うことのできない,自分の本質にかかわる深い問題について,見ず知らずの人と(見ず知らずの人だからこそ)語り合える貴重な機会でした。

感想

信州大学から参加した学生たちも,口をそろえて,楽しかったと言っています。今後も継続してこのような機会が作れたらよいなと考えております。

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