イベント
レポート
多文化交流サロン講演会(オンデマンド)「ウズベキスタンの生活文化と芸能」
2021年11月26日開催
2021年12月 7日更新
イベント概要
ウズベキスタンの映像人類学研究者、和崎聖日先生をお迎えし、ウズベキスタンの生活文化と芸能の関わりについてのお話をお伺いします。 〜和崎先生よりコメント〜 本報告では、「文明の十字路」の異名をもつ中央アジアの地域と言語・生業集団構成、社会体制(特にモンゴル系王朝)の推移を概説したうえで、現代ウズベキスタンの生活文化と芸能を紹介する。そのさい、国内人口の約8割を占めるウズベク人のうち、遊牧部族への帰属意識をいまだ失っていない遊牧系ウズベク人の芸能文化に注目する。より具体的には、国内南部のスルハンダリヤ州とカシュカダリヤ州のバフシ(叙事詩の語り手)に注目し、彼らが楽器の演奏とともに行う叙事詩語りの様子を撮影した映像を取り上げる。これらのことにより、遊牧系ウズベク人などテュルク系遊牧民と、モンゴル系遊牧民の芸能文化の連続性について歴史性と現在性の双方に目を配りながら議論してみたい。
視聴用URL掲載場所:https://lms.ealps.shinshu-u.ac.jp/2021/l/course/view.php?id=325
問い合わせ先:人文学部 豊岡(toyooka[@]shinshu-u.ac.jp)
開催日 | 2021年11月26日 |
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時間 | オンデマンド動画配信中(11月26日〜開始) |
会場 | 下記eALPS上の特設ページから視聴できます。 |
参加対象者 | 学生,卒業生,教職員,eALPSのアカウントをお持ちでない方はお問い合わせください。 |
参加料金 | 無料 |
和崎聖日先生 プロフィール
2001年からウズベキスタンを地域対象とした調査・研究をはじめる。元日本ウズベキスタン協会理事。主な業績として民族誌映画『神授の花:フェルガナの女性とイスラーム』東京ドキュメンタリー映画祭2021人類学・民俗映像部門コンペティション 入選(2021年、イクバール・メリコズィエフ、アドハム・アシーロフ、木村暁と共同制作)、(2021)「ムハンマド=サーディク・ムハンマド=ユースフの軌跡:ウズベキスタン・イスラームにおける非党派主義と中道主義の萌芽過程」(『アジア・アフリカ言語文化研究』第102号、pp.33-62、2021年)などがある。