社会学分野の活動

社会調査実習 in 大鹿村 2010

今年度と来年度の2年間の予定で,社会学研究室では,長野県南部の2つの村に調査に行くことになりました.1つが下伊那郡大鹿村で,もう1つが上伊那郡中川村です.両方とも「日本で最も美しい村」連合に入っているという共通点があります.

去る11月12日(金)~14日(日)にかけて,今年度第1回目の現地調査として,2年生と3年生を中心に大鹿村に出かけました.初日の午前中は前日からの雨が残っていて道中心配でしたが,11時前に到着して午前の部を終える頃には次第に晴れてきて,以降は大きな天候の崩れもなく,現地調査にはよい天候に恵まれました.

大鹿村と中川村では,今年度の課題が若干違っています.ここでは大鹿村での3日間の予定について簡単に紹介します.大鹿村では,初日,村の概略について村役場で話をうかがった後,各班ごとに研究テーマに関わる各部署の方から説明を受けました.2日目と3日目は,2つの集落において,2,3人程度のグループで1軒1軒訪問して,集落における助け合いなどの人間関係にかかわる調査を行いました.集落における調査は,突発的な問題が生じるなどやや難航する場面もありましたが,その都度乗り越えて,全体としては粘り強くよい調査ができたように思います.

宿舎は赤石荘に取りましたが,毎晩のお食事は豪勢で,学生料金では採算が取れないのではないかと心配になるほどの内容でした.夜は,各々で内湯や露天風呂(いずれも温泉)を楽しんだり,親睦を深め合ったりして充実していました.

教員としては,初めて学生を連れてくる土地であり,昨年度までの青木村と違って松本市からの距離もあるので不安もありましたが,学生の適応力には感心しました.

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