情報論分野のおすすめの図書一覧
●文化情報論全体
>> 「社会調査」のウソ
谷岡 一郎 著
2000 文藝春秋[新書]
調査、データ分析のリテラシー向上のために必須の一冊です。>> レポートの組み立て方
木下 是雄 著
1994 筑摩書房[学芸文庫]
書き方が悪ければ、内容のよいレポートでも失格です。この本を読んでしっかり学びましょう。
>> 文科系学生のインターネット検索術
大串 夏身 著2001 青弓社
これぞ情報検索の決定版!
>>「分かりやすい表現」の技術 意図を正しく伝える16のルール
藤沢晃治 著
1999 講談社[ブルーバックス]
情報を表現する心構えとして、この内容は必須の基本知識と言えるでしょう。
>> 哲学思考トレーニング
伊勢田 哲治 著
2005 筑摩書房[新書]
クリティカルシンキングを身につけるために、一読をお勧めします。
>> メディア・バイアス
松永 和紀 著
2007 光文社[新書]
あやしいメディア情報にだまされないために。
>> 東大式絶対情報学
伊東 乾 著
2006 講談社
情報をより的確に活用するための重要な技法が説明されています。
●澤木ゼミ(社会言語・数理言語研究室)
>> 現代キャンパスことば辞典(岡山大学編)
中東 靖恵 著
2002 吉備人出版
2002年度のゼミで行ったキャンパスことば辞典作成。この本はそれの倣いとしました。
>> 日本語ウォッチング
井上 史雄 著
1998 岩波書店[新書]
ラ抜き言葉や敬語の変化など、昨今の日本語の動向について記されています。
>> 脱・標準語の時代
真田 真治 著
2000 小学館[文庫]
標準語の歴史や、ネオ方言形について語られた本。澤木先生の担当された共通教育の講義で用いられました。
>> 日本の方言
柴田 武 著
1958 岩波書店[新書]
方言の分布図や、境界などに言及しています。2003年度のゼミでは特に長野県の方言についてやっております。
●菊池ゼミ(認知科学研究室)
>> サブリミナル・マインド
下條 信輔 著
1996 中央公論新社[新書]
人は自分で考えているほど自分の心の動きを分かっていない。多くの人に読んでいただきたい、本当におもしろい一冊。
>> 日常認知の心理学
井上毅・佐藤浩一 著
2002 北大路書房
認知研究は、私たちの日常生活とどうかかわっているのか。
>> 誰のためのデザイン?認知科学者のデザイン原論
D. A. ノーマン 著
1990 新曜社
人間情報学概論でもおなじみの名著です。
>>記憶の心理学と現代社会
太田信夫 編
2006 有斐閣
記憶の研究はこんなにも奥が深く、応用範囲が広いことを学んでください。
>> 人間 この信じやすきもの
T.ギロビッチ 著
1993 新曜社
人間の誤りを認知心理学から見るために、欠かせない基礎知識です。
>> 認知と学習の心理学 知の現場からの学びのガイド
海保 博之 著
2007 培風館
とてもわかりやすい入門書です。
>> 「できる人」はどこがちがうのか
斎藤 孝 著
2001 筑摩書房[新書]
やみくもに勉強するのではなく、できる人になるための考え方を学びましょう。
●水原ゼミ(消費情報学[消費社会論・消費文化論]研究室)
〈消費社会、消費文化に関する現代の動向〉
山岡拓『欲しがらない若者たち』日本経済新聞社[新書]
・現代の「若者の××消費離れ」に関する調査データ分析。
J. B. ショア『浪費するアメリカ人』岩波書店[文庫]
・現代米国に特徴的な消費行動を丁寧に議論している。
間々田孝夫『消費社会のゆくえ』有斐閣
・消費の脱物質主義化に関する経済社会学的な研究。
山田昌弘『希望格差社会』筑摩書房[文庫]
・消費は現代社会のあり方とどのような関わりをもつのだろうか。
〈消費研究の理論と方法〉
間々田孝夫『消費社会論』有斐閣
・消費社会の社会学的研究の概説書。
松原隆一郎『消費資本主義のゆくえ』筑摩書房[新書]
・消費社会の社会経済学的研究の概説書。
佐伯啓思『欲望と資本主義』講談社[新書]
・人間の欲望と社会システムとの関係を考える。
池上嘉彦他『文化記号論』講談社[学術文庫]
・(消費)文化を記号として考えるためのレッスン。
〈消費社会の歴史〉
常松洋『大衆消費社会の誕生』岩波書店[世界史リブレット]
・現代の消費社会の古典的事例である米国の歴史を探訪。
F. L. アレン『オンリーイエスタデー』筑摩書房[文庫]
・1920年代の米国の消費文化情況を垣間見る。
成実弘至『20世紀ファッションの文化史』河出書房新社
・モードファッションはどのような社会状況を背景に生まれたのか。
嘉田由紀子『環境学入門〈9〉環境社会学』岩波書店
・かつての日本の農村での生活文化を探訪してエコ消費を考えよう。
〈社会学の入門〉
富永健一『社会学講義』中央公論社[新書]
・社会学の基本的な事項を体系的かつ平易に解説する教科書。
大谷伸介他『社会調査へのアプローチ[第2版]』ミネルヴァ書房
・社会調査法,社会統計学の初歩的な事項が丁寧に紹介されている教科書。
吉見俊哉『メディア文化論』有斐閣
・メディアの社会学的研究の概説書。
●佐藤ゼミ(情報コミュニケーション学研究室)
>> インターネットにおける行動と心理
A. N. ジョインソン 著
2004 北大路書房
インターネット上の心理と行動に関する社会心理学的研究を集めた本。必読。
>>インターネット心理学のフロンティア
三浦麻子・森尾博昭・川浦康至 編著
2009 誠心書房
日本のインターネット心理学の研究を集めた本。
>> メディア・コミュニケーション学
橋元良明 編著
2008 大修館書店
メディアを介したコミュニケーションの概説書。
>> メディアと人間の発達
坂元 章 編
2003 学文社
メディアが人間の発達に与える影響を扱う本。
>> メディアとパーソナリティ
坂元 章 編著
2011 ナカニシヤ出版
メディア利用をパーソナリティとの関連からみていく本。
>> スタンダード社会心理学
湯川進太郎・吉田富二雄 編
2012 サイエンス社
社会心理学の教科書です。基礎は必須です。
これと思った本は、とにかく自分のお金で買うこと。選択眼は、失敗を通じてこそ養われる。本を買ったらとにかくページを開こう。読めそうにないときでも、 最初と最後だけは読むこと。そして、かならず見えやすいところに並べてたまに背表紙を眺める。そうすると、いつか読めるようになる。