お知らせ・報告

20180115中国語サロン 羊羹について

上:Gさんご提供の“龙潭茶” 下:この日のお菓子いろいろ

この日の中国語サロンは、学生、院生、市民開講の受講生、参加いただいているネイティブ非常勤講師の先生方等、全部で7人参加でした。

非常勤講師L先生のご家族からのオーストラリア土産や、年末年始に研究旅行した中国人院生Lさんの九州土産や、学部生Kさんからの羊羹など、各地の様々なお菓子が集まった回でありました。
羊羹は日本のどこのコンビニ・スーパーでも見かけるようなごくごく当たりまえの甘味ですが、日本での生活が割合長い中国人留学生でもあまり知らなかったようで、まず「羊羹」という字面から「いったい何でできているのだろう?」という感覚を持ったようです。研究生のZ君は「羊のスープ??」と驚いたように繰り返し尋ねていましたが、そもそも何故羊羹と言うのか、何故羊という字が入っているのか、ネットの情報を参照しつつ説明しました。また昨今流行っている、甘い中に塩味のアクセントを効かせた菓子には「塩」の字を名称に入れている物が多く、「山塩羊羹」もこのパターンに合致します。確かに外国人目線では、その名称を付けられている物が甘いのかしょっぱいのかイメージしにくいでしょう。“红豆”=小豆でできていて、それも甘いのだと知ると、実に意外そうな表情をしていました。
日本人にとって羊羹は昔からある和菓子の一つで今更驚きもしないのですが、中国人にとっては名称に用いられている漢字が第一に目に飛び込んできますから、漢字の意味と菓子としての扱われ方に大きなギャップを感じるのでしょう。漢字に対する日本人と中国人の感受性の違いを再確認した一時でした。

◎2018年度中国語サロンは毎週火曜曜昼休み(12:10~13:00)、人文学部棟1階人文サロンにて開催予定です。

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