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エフゲニー・ザラフィアンツ&丸山貴菜ジョイントリサイタル(7月1日)

エフゲニー・ザラフィアンツ(ピアノ)と丸山貴菜(フルート)のコンサート。芸術コミュニケーション分野名誉教授 船津和幸先生からのおすすめ企画です。ぜひお楽しみください。

日時:7月1日(土)14:00〜
会場:松本市音楽文化ホール 主ホール

エフゲニー・ザラフィアンツ(ピアノ)
1959年ロシア生まれ。オルスク音楽院およびグリンカ音楽院・大学院を首席で卒業し、全ロシアコンクール、ラフマニノフ・コンクール等で入賞するが、ソ連共産主義体制の中では不遇で、ほとんど演奏の機会はなかったし国外に出る機会も決して与えられなかった。ソ連崩壊後、1993年のポゴレリッチ国際コンクールで第2位となった以降、「外」での活動が可能となって拠点をクロアチア共和国に移して国際的な演奏活動を行うようになる。オーケストラとの共演、室内楽の分野での演奏、ソロ活動などその活躍の場は多彩だが、常に非常に個性的で表情豊かで、叙情溢れるピアニズムの世界を展開している。自己主張のはっきりした演奏である。レコーディングも活発に行って多数リリースしているが、『レコード芸術(月刊誌)』では毎回「特選盤」として高い評価を受けているし、また特にスクリャービンの前奏曲全集の中の「前奏曲第1集」は、イギリス・グラモフォン誌の『月間ベスト10』に選ばれるなど、常に注目を浴びている。 2005年の『21世紀の名演奏家事典』(音楽の友社)では、「世界の注目されるピアニスト70人」のひとりとして名が挙げられている。
現在は日本在住で、愛知県立芸術大学客員教授として学生の指導にあたっており、情熱的な彼のレッスンは学生たちの大人気の的となっている。昨年5月に愛知芸術劇場で行われた同大学創立50周年の記念コンサートでは、ラフマニノフのピアノコンチェルト第2番を演奏。

丸山貴菜(フルート)
松本市生まれ。東京音楽大学卒業。同大学院科目等履修修了。同大学卒業演奏会、長野県新人演奏会出演。第32回フルートデビューリサイタル(ルーテル市ヶ谷ホール)に出演。第6回クラシック音楽コンクール全国大会奨励賞受賞。第7回クラシック音楽コンクール全国大会審査員特別賞受賞。第51回全日本学生音楽コンクール東京大会中学の部第2位。第54回全日本学生音楽コンクール東京大会高校の部第3位。第15回びわ湖国際フルートコンクール入選。2008年と2014年に、ザ・ハーモニーホール(小)にてソロリサイタルを開催。2014年、チェコ・フィルハーモニー三重奏団と共演。A.ニコレ、E.パユ各氏等の公開マスタークラスを受講。これまでにフルートを居石ひとみ、中野富雄、中野真理各氏に師事。現在、ソロ、アンサンブル、室内楽等で演奏活動を行っている。

演奏曲目
フォーレ:ファンタジー作品79
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 作品36
プロコフィエフ:フルート・ソナタ ニ長調 作品94

一般:3,000円 大学生以下:2,500円

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