お知らせ

「名前の落としかた」展(11月17−23日、松本市美術館)

恒例の松本市美術館・人文学部芸術コミュニケーション講座共同企画です。

出品作家:梅田哲也、小栗沙弥子、小林耕平 会期:2011年11月17日(木)~23日(水・祝)会期中無休 開場時間:9時〜17時 会場:松本市美術館市民ギャラリーA,B 入場無料 主催:松本市美術館、信州大学人文学部芸術コミュニケーション講座 

梅田哲也  日用品や廃材などを組み合わせた独特な装置を用いたインスタレーション、パフォーマンスを行う。偶然性と巧みに手を組んだ装置は予想できない現象を生み出す。主な展覧会は「クリテリオム」(水戸芸術館、2008)、「あいちトリエンナーレ」(名古屋市、2010)など多数。また、本展期間を含む2011年11月12日(土)-12月4日(日)、神戸アートビレッジセンターと新・福寿荘(大阪市)の2会場にて個展を開催。 小栗沙弥子  日常の中に落ちているささやかなものを拾い上げ、ありのままの形で作品に迎え入れていく。その奥ゆかしくも徹底したスタンスにより独特の美しさを放つインスタレーションやドローイングからは、そのまわりを取り囲む行為者の息遣いが聞こえてきそうなほどである。主な展覧会に、「字界 ~ 隘路のかたち~ 」( 長久手町、愛知、2005)、「City_net Asia 」( ソウル市美術館、2007 )、「あいちトリエンナーレ」( 名古屋市、2010)などがある。 小林耕平  言葉や動作を編集的役割として介入させた映像作品は、見る者の焦点を分散させ、解釈の幅を拡張していく。何気ないありふれた行為もどこか異質に映し出し、多様な世界の見え方を提示する。主な展覧会に「ベリー・ベリー・ヒューマン」(豊田市美術館、2005)、「六本木クロッシング」(森美術館、2007)、「ヴィデオを待ちながら」(東京国立近代美術館、2009)、「PLATFORM2011 浜田涼・小林耕平・鮫島大輔―距離をはかる」(練馬区立美術館、2011)などがある。

関連企画

展覧会関連企画を11月18日(金)―20日(日)の3日間にわたり開催いたします。 展示におさまらない3作家の世界がパフォーマンス、トーク、ワークショップなど 様々なかたちで展開されます。 場所|松本市美術館 1階 市民アトリエ お問い合わせ先|goldwellseminar(a)gmail.com (a)を@にかえてご送信ください。 【日程】 18日(金) 公開ゼミ 14:30―17:00 学生がこの展覧会に向きあう中で突き当たった問いを、 出品作家・小林耕平と共に考えていきます。 3日間繰り広げられる問いの出発点。 19日(土) トークセッション「言葉の開きかた」 出品作家やゲストスピーカー、そしてお客さんと共に、 答えの出ない問答を展開していきたいと思います。 展覧会づくりを通して、学生のなかに浮かんだ数々の言葉を、皆さんに開いていきます。 途中参加、退出可能。眺めるだけでもいいので是非、お気軽にご参加ください。 10:00―13:00 第一部 地域社会における芸術とは、どのような存在か? 松本で現代美術展を開催するという行為を振り返りながら、 地域社会と芸術のつきあい方を考えたいと思います。 地域社会と芸術活動の関係に興味のある方、是非ご一緒にお話しましょう。 (昼休憩) 14:00―17:00 第二部「名前の落としかた」とは何か 「名前の落としかた」展が提示するものを私たちのまわりの問題に引きつけて、 みなさんと話し合いたいと思います。 辞書的名称、人名、商品名、俗称…私たちのまわりにあふれる様々な名前を振り返りながら「名付ける」という行為の意味を考えてみませんか。 19日(土) 梅田哲也パフォーマンス 17:00― 日用品でつくられた独特の装置を用いて、即興的に空間をつくりあげるパフォーマンス。 その場の状況を巻き込みながら、物の動き、光、音が複雑に絡んだ現象が立ち上がっていきます。 普段は意識の外にある音をとらえた不思議な音楽体験。 20日(日) 小栗沙弥子ワークショップ 10:00―12:00 セロハンテープの芯、プリンカップの口、自転車のループキーなど、 身の回りに落ちている"枠"を使った絵画教室を開講します。 出品作家・小栗沙弥子と一緒に、普段目にとまらないようなものから 絵画が生まれる瞬間に出会ってみませんか? *定員30名(要予約。先着順) 画材等はこちらで用意します。 ご予約方法:お名前、参加人数を明記のうえ、下記アドレスまで、メールにてお申し込みください。 goldwellseminar(a)gmail.com (a)を@にかえてご送信ください。 20日(日) 小林耕平パフォーマンス 13:00―17:00 見せるとは?創造するとは?表現するとは? 小林耕平が与える難題に、学生パフォーマーが立ち向かっていきます。 お客さんを前に追い込まれていく彼らは、どう振舞うのか? パフォーマンス成立の境界を探るギリギリのパフォーマンス。 気鋭の現代美術家と学生のコラボレーション。にぎやかな展覧会になりそうです。 みなさまのご来場お待ちしております。

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