本プロジェクトは、市民・企業・自治体・高等学校等と連携した、双方向の「学びの場」の創出を目指すものです。信州大学人文学部の教育・研究の成果を地域社会に発信するにとどまらず、それらを地域社会のメンバーと共有し、相互交流の礎としていきます。「学び合いの場」は、市民や外国人が防災減災について学ぶシンポジウムであったり、高校生と教員・学生がともに語り合う文化サロンであったり、企業人の「学び直し」を提供する場であったりと、様々な形態を取り得ます。それら様々な場での協働を通して、地域の文化・教育のさらなる活性化に寄与するとともに、新たな研究シーズを生み出す仕組みを考えます。また、この取り組みを学外で展開することで（公共施設のみならず、民間のリノヴェーション物件や空き家・空きスペースの活用）、地域のコミュニティやネットワークづくりにも貢献します。

「学び合いの場」をつくる３つの方法

１）松本市、信州大学地域防災減災センターと協働し、シンポジウムやフォーラムを実施することで「地域の防災減災に対する人文学的貢献」を進めます。

２）一般市民・高校生・教員を対象とした「人文カフェ」（哲学、芸術、文学、歴史等）やワークショップを、地域で展開します。

３）地域の企業・自治体を対象としたリベラルアーツ研修／教育の場を提供します。

お問い合せ： 信州大学人文学部　総務係 390-8621　長野県松本市旭3-1-1　tel 0263-37-2234

前期活動実績

【人文カフェ】ポスター展示「ドイツ語教師ヘルムート・ヤンゼン博士がいた時代」 日時：前期 会場：信州大学人文学部人文ホール

【人文カフェ】キャンパスのある風景―信州大学人文学部と松本のまち 講師：速水香織（信州大学人文学部准教授） 日時：2019年７月19日（金）18:30-20:00（開場18:00） 会場：あがたの森文化会館本館1-1教室

【ワークショップ】アダム・ベンジャミン「Unlimited Dialogue ～身体でおしゃべりしてみよう～」 日時：2019年7月23日(火) 18:00-20:00、24日(水) 13:30-16:00 場所：松本市柔剣道場・3F剣道場

【人文カフェ】オープントーク　アーティスト・イン・レジデンスの実践と未来 〜あさひAIRからの提案 登壇者： 国松希根太（レジデンスアーティスト/飛生アートコミュニティー代表） 森妙子（あさひAIRコーディネーター・NPO法人原始感覚舎副理事長/美術家） 中村直人（あさひAIRコーディネーター・NPO法人原始感覚舎スタッフ/大町市議） 佐藤壮生（あさひAIRコーディネーター・麻倉スタッフ） 遠藤俊治（まちづくり交流課 芸術文化振興係係長） 野村政之（長野県県民文化部文化政策課　文化振興コーディネーター） 司会・コメンテーター：金井直（信州大学人文学部教授） 日時：2019年7月21日（日）15:30-17:00 会場：信濃大町　あさひAIR　交流棟（6号棟）

【シンポジウム】「多文化共生社会の防災減災とコミュニケーション」 登壇者： 坂口和寛（信州大学人文学部准教授　日本語教育学） 茅野恒秀（信州大学人文学部准教授　社会学） コーディネーター：菊池聡（信州大学地域防災センター教授） 日時　2019年8月5日（月）13:00-16:00 会場　松本市中央公民館Mウイング　3階大会議室