筋形成型オリゴDNAで病的な血管新生を阻害
信州大学学術研究院(農学系)の高谷 智英 准教授らの研究チームは、同チームが同定したDNAアプタマーである筋形成型オリゴDNAを用いて、血管平滑筋の脱分化(異常増殖や分化不全)を改善し(図1)、病的な血管新生を阻害することに成功しました(図2)。筋形成型オリゴDNAは、動脈硬化をはじめとする、様々な血管疾患の治療に有用な核酸医薬品シーズとなることが期待されます。
本研究成果は、2024年6月15日に学術誌Biomoleculesに掲載されました。
詳細については、以下もしくは報道発表をご覧ください。
タイトル:Myogenic anti-nucleolin aptamer iSN04 inhibits proliferation and promotes differentiation of vascular smooth muscle cells
著者:Mana Miyoshi, Takeshi, Shimosato, Tomohide Takaya
所属:Department of Agriculture, Graduate School of Science and Technology, Shinshu University
掲載誌:Biomolecules, 2024; 14(6): 709
URL:https://www.mdpi.com/2218-273X/14/6/709
DOI:10.3390/biom14060709