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大学院総合理工学研究科・生命医工学専攻の谷岡航佑さんが「第37回(2023年度)日本放線菌学会大会・ポスター発表賞」を受賞

研究

令和5年9月7日〜8日、東広島芸術文化ホール(広島県東広島市)で開催された「第37回(2023年度)日本放線菌学会大会」において、大学院総合理工学研究科・生命医工学専攻の谷岡航佑さん(修士課程1年)がポスター発表賞を受賞しました。
抗生物質の生産菌として知られる放線菌は、自らがつくる抗生物質への防御システムに加え、様々な抗生物質耐性関連因子を持つことから、他者がつくる抗生物質への適応能力が高いとされています。受賞研究は、放線菌のそのような特徴に着目し、抗生物質エリスロマイシンに対する耐性メカニズムに関して新たな知見を提供しました。
抗生物質が効かない細菌(薬剤耐性菌)の感染症が世界的に拡大し続けるなか、抗生物質耐性メカニズムの解明は、薬剤耐性菌問題に向けて取り組むべき重要課題となっています。本研究の成果はその一助になることが期待されます。

受賞演題は以下の通りです。
Streptomyces属放線菌23S rRNA変異株におけるエリスロマイシン耐性メカニズム」
谷岡 航佑1,中島 悠太1,今井 優 2,保坂 毅 1, 2
1大学院総合理工学研究科・生命医工学専攻, 2バイオメディカル研究所・生体分子イノベーション部門

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