Facebook

大学院総合理工学研究科・農学専攻の野村奈津実さんが「酪農科学シンポジウム2023・若手優秀ポスター賞」を受賞

研究

令和5年9月1日、コラッセ福島(福島県・福島市)で開催された「酪農科学シンポジウム2023 ポスター発表の部」において、大学院総合理工学研究科・農学専攻の野村奈津実さん(修士課程2年)が若手優秀ポスター賞を受賞しました。

現在、乳酸菌の優れた機能を活用した研究が盛んに行われています。中でも有益なタンパク質を産生できる遺伝子組換え乳酸菌は、次世代プロバイオティクスとして、粘膜障害の予防と軽減において注目を集めています。本研究では、免疫チェックポイントを標的とする低分子抗体を生成する乳酸菌を構築しました。さらに、この乳酸菌を肺に局所的に投与することで、肺ガンモデルマウスの生存率を向上させることが明らかになりました。今後、抗腫瘍効果を有する乳酸菌ワクチンの開発が期待されます。

受賞演題は以下のとおりです。
「免疫チェックポイント阻害乳酸菌の経鼻投与による原発性肺ガンの抑制効果」
 野村奈津実1、生井楓2,3、村上愛斗1、佐藤隆1、下里剛士1
1信州大バイオメディカル研究所、2東北大院・農、3食と農免疫国際教育研究セ)

« 前の記事へ

お知らせ一覧にもどる

次の記事へ »

a