Facebook

国際協力機構(JICA)草の根技術協力事業「ネパール国中等教育における農業教育強化(長野県・高大連携グローカル教育促進)」を開始しました

お知らせ

対象拠点校カブレ郡農業高校
対象拠点校カブレ郡農業高校
先行モデル校ムスタン郡コバン高校の実習風景
先行モデル校ムスタン郡コバン高校の実習風景

信州大学農学部では、長野県・上伊那農業高校と連携して、国際協力機構(JICA)草の根技術協力事業「ネパール国中等教育における農業教育強化(長野県・高大連携グローカル教育促進)」を開始しました。

ネパールの気候は、低地の亜熱帯から高山帯まで標高差に伴い多様な気候が存在します。ネパールでは、農業分野が GDP の約 3 割を占めていることから、多様な環境で地域に適した作物を選択し、その気候に合った栽培方法を学ぶことが、農業生産の安定と生産性の向上のために大変重要となっています。このためネパール政府は全国レベルでの農業教育の普及を重要視し、中等教育での農業課程の導入を2014年に開始しました。しかしながら、これまでのところ農業課程のカリキュラムは整備されたものの、地域の農業技術や農業を取り巻く環境・市場条件や生活状況を農業教育のコンテンツとして取り込んでいくまでには至っていませんでした。

信州大学は 2016 年から 2018 年の 2 年間、上伊那農業高校と連携して、草の根技術協力事業「ネパールにおける農業高校の教育強化プロジェクト」を西部開発地区ダウラギリ県ムスタン郡コバン高校で実施し、農業科の先生方と共にプロジェクト対象地域に適した農業に関する教材の作成に取り組みました。このプロジェクトの成果を活用し発展させる事を目的として、本プロジェクトを 2022 年 2 月 4 日から 2025 年 2 月 3 日まで実施します。今回のフェーズではコバン高校を教育改革事業モデルとして、気候・農業条件が異なる2つの高校(中部開発区域バグマティ県カブレ郡バネパ高校、同区域ナラヤニ県チトワン郡ラトナナガル高校)を、新たにプロジェクト対象に広げます。ネパールの農村地域における農業教育強化を目的として、地域に適した実践的な農業教育体制、指導方法、教材の開発と充実に取り組みます。

国際協力機構(JICA)東京センターのホームページにも掲載されていますので、アクセスしてみてください!
https://www.jica.go.jp/tokyo/topics/2021/dnb8qn00000023r1.html
https://www.facebook.com/jicatokyo/posts/5186565351363246


« 前の記事へ

お知らせ一覧にもどる

次の記事へ »

a