ナカマチック養鶏研究棟 落成式が開催されました



2020年7月3日、信州大学農学部敷地内に新しく「ナカマチック養鶏研究棟」が完成し、落成式が開催されました。信州大学農学部では、2017年より畜産機械メーカーの株式会社中嶋製作所(本社:長野県長野市)との共同研究として、アニマルウェルフェアに対応した新しい肉用鶏生産システムの構築とそれに特化した鶏舎構造の開発を進めてきました。延床面積が約210m2になる本施設は、この共同研究をさらに推進させるため、株式会社中嶋製作所が整備し、信州大学農学部に寄贈されたものです。
落成式では、信州大学農学部の藤田学部長の開式挨拶に続き、株式会社中嶋製作所の中嶋君忠社長より挨拶、および藤田学部長へ目録贈呈がありました。テープカットの後、ナカマチック養鶏研究棟の内覧が実施されました。
信州大学農学部の竹田謙一准教授は、「アニマルウェルフェアの国際基準やEU基準等の考え方を取り入れつつも、日本の生産実態に合わせたアニマルウェルフェア対応型の肉養鶏飼育管理技術を開発したい」と話しており、今後の新しい養鶏生産システムの提案が期待されます。