総合医理工学研究科総合理工学専攻2年の山口翔平さんが第74回日本栄養・食糧学会大会学生優秀発表賞を受賞
令和2年5月15日(金)~ 5月17日(日)に東北大学で開催予定であった第74回日本栄養・食糧学会大会は新型コロナウイルス禍のため中止となりましたが、Webによる審査で食品分子工学研究室の山口翔平さんが学生優秀発表賞を受賞しました。この賞は、学生による優れた発表に授与されるものです。
本研究は、世界で初めてナスに豊富に含まれる新規の食品機能性成分・コリンエステルが、消化管に作用して自律神経を調節し、高血圧を改善することをテレメトリー法(注1)で明らかにしたもので、ナス成分の摂取による血圧改善、気分改善作用のメカニズム解明への寄与が評価され、今回の受賞となりました。
受賞対象となった研究発表は以下の通りです。
【ナス由来コリンエステル(アセチルコリン)の降圧作用メカニズム】
〇山口翔平1)、早坂柚実2)、坂本希加子2)、野澤周吾2)、中村浩蔵1,2)
1)信州大院総合医理工、2)信州大院総合理工
注1:テレメトリー法は、体内に埋め込んだセンサーで測定した生体データを無線で送信・記録する方法で、覚醒・無拘束の生体データを連続して取得できる特徴があります。