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総合理工学研究科生命医工学専攻1年の三上彩音さんが日本食品免疫学会ポスター賞を受賞

研究

受賞した三上さん
受賞した三上さん
受賞賞状
受賞賞状

2019年11月20日、タワーホール船堀(東京都)にて開催された日本食品免疫学会・設立15周年記念学術大会(JAFI2019)において、分子生命工学研究室の三上彩音さん(修士1年)がポスター賞を受賞しました。

ナチュラルチーズには、様々な生体調節成分が含まれていることが報告されています。本研究では、21種類のナチュラルチーズ(青カビ、白カビ、ウォッシュ、ハード、酵母、フレッシュタイプ)から、腸管バリア機能の維持・調節に寄与する種類の選抜を行いました。結果として、ウォッシュタイプに分類される2種のチーズにおいて、腸管バリア機能の強化に寄与するインターロイキン22(IL-22)を誘導する作用を見出しました。またチーズ中の微生物成分に由来する、IL-22誘導因子の同定に成功しました。今後ナチュラルチーズの摂取と腸管バリア機能の強化という、新しい切り口からの研究展開が期待される成果であることが高く評価されました。

受賞演題は以下のとおりです。

「ナチュラルチーズによるIL-22発現増強効果とリガンドの探索」

○三上 彩音1,荻田 佑2,下里 剛士2

(1総合理工学研究科生命医工学専攻,2バイオメディカル研究所・生体分子イノベーション部門)

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